表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/20

幽霊からのありがとう

「おまえ、、、」



アキが静寂を破って

女の子に質問をする。




「何か知っているのか?

俺がこうなってしまったことに。



いや


知ってるんだよなあ?




まさか



お前がやったことなのか?



お前が何者なのかは

この際どうでもいい。




教えろ!!」





アキは勢い込んで

女の子の肩を掴んで



詰め寄ろうとした。







アキの掴もうとしたその手は

女の子を素通りした。




女の子には実体がなかったのだ。





微笑む女の子。




腕を組むアキ。





「おまえ、、、



幽霊なのか?




それとも

頭がおかしくなった俺が



作り出した幻覚か?」




女の子はアキに近づいていく。




少し後ずさりするアキ。




「うーん



そのどっちでもあるかも、、、




それから

お兄ちゃんがなぜ



こうなってしまったか

知りたいでしょ?」





「だ、だからさっきから聞いてるだろ!」




さらに近づく女の子。




「じゃあ、、私についてきて。




ここはもうお兄ちゃんのいる所じゃないの。



この部屋を出て

外に飛び出そうよ!」





女の子の顔が

アキの顔の目の前



10センチほどの所にある。



もし幽霊でなければ

かなりドキドキするだろうと思うアキ。




「それから、、、」




女の子はくるりと後ろを向いて

アキに語りかけた。




「これだけは言っておきたいの」





下を向いて顔を赤くした女の子が

再びあきの方を向く。





「お兄ちゃんは世界で一番大切な人だよ。





ありがとう」






アキは不思議な気分だった。




幽霊に感謝される覚えなどないのだが

とにかくその言葉はアキの心に響いて行った。











評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ