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心配だった家族の一人が老人ホームに入居することにだいたい決まってきた頃。
昔の同級生の家庭内が荒れてきて、私と彼女との一致形で、互いに転居しようかと頷き合いました。
それから、件の父との一悶着があり、なんとか転居できることになったとき、あちらの家は落ち着いたため、私だけが転居することに。
そんなこんなで、転居先の住まいは一人にしては少し広く。
けれど、田舎で静けさもあり、創作作業にはうってつけでした。
転居してから数日は、まるで夢のようでした。
実家に居たときには外出もあまり自由にはできなかったうえ、夕方5時を過ぎたら閉門で門を閉めてしまうため、より外出が難しくなって。
そんな環境とは一転、夜にスーパーに買い物に行くこともできる。
一応の休日には、開門以外は縛られず、自由に外出できる。
嬉しくて、創作もはかどりました。