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アンデッド─undead─ 二部  作者: 秋暁秋季
第二体 悪魔的禁猟×死神的捕猟
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本当のこと

ところ変わって、黄昏の集い。私はインペラトルの執務室に訪れていた。彼は突如現れた私に特段驚いた様子もなく、中に招れた。

楕円形のテーブルの上に紅茶を置かれたが、私はそれに手をつける事無く彼を見据える。

「説明してください。王、ハドロン。私の両親について」

「潮時か.......」

彼はその一言を聞くと、椅子に凭れるようにして、天を仰いだ。それから台に肘を着いて応用に口を開いた。

「あぁ。確かに君の両親は死狩りだった」

その一言を聞いて、思わず目を見開く。感情が綯い交ぜになる。どうして言ってくれなかったのか、何か訳があったのか。全く分からない。ただただぐちゃぐちゃになった精神が、私の胸を突く。

「君の両親との約束だったんだ。君に死体狩りであることを話さないという。そしてその遺体も此処で埋葬するようにと」

何も言えなくなった。どうしてそんなことをしたのか。あぁ、でも.......。普通の、家族を作りたかったのかも知れない。命を賭す事なく毎日平和を謳歌するそんな家族に。

私は黙って顔を上げた。それからもう一度、ハドロンの顔を見る。

「遺体はヴォルが引き連れたと聞きました。何処に埋まってますか..............?」

「おいで」

インペラトルはそう一言だけ告げると、執務室を後にした。幾度となく階段を下り、長い廊下を抜けた先。枯れ果てた大地。黄昏の集いの庭。そこに小さな墓石があった。手向けと思われる花が添えられている。

「この荒れ果てた大地で眠っている」

「この花は?」

「ヴォルが添えたものだよ。あの子はお使いによく現世に出るから」

それを聞いて、私はその場にそっと跪く。感情を押し殺して涙を流した。


さよなら、私の両親。次来る時には花束を持ってくるよ。

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