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アンデッド─undead─ 二部  作者: 秋暁秋季
第二体 悪魔的禁猟×死神的捕猟
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悪魔崇拝

所長に連れられて、悪魔崇拝の儀式の元へ向かった。所長が地下室の扉を開け放つ。思わず口を塞ぐ。せりあがってくる吐瀉物をどうにか胃の中に戻し、奥歯を噛み締める。訪れた世界はあまりにも凄惨で惨たらしかった。

中央の細長い代の上には人が寝転んでいた。寝転んでいた。というのは語弊があるかもしれない。だってその人は息をしていなかった。もう死に絶えていたから。四肢を切り落とされ、バラバラ死体になった状態で、血を流している。地面には魔法陣。周りの信者達はそれを何か神聖なものでも見るように崇めている。

ふざけた世界だった。あまりにも酷かった。だから、早く解放しないと。

「所長!!」

「分かっている」

所長はこんな状態でも極めて冷静だった。双眸は怒りに燃えていたが、それでも私のように狼狽える真似はしなかった。黙って自らの聖遺物を出し、ぱらりと捲ると巨大な教会が現れた。行儀よく陳列された木材の椅子と、真正面のステンドグラスが印象的だった。

周りに狂信者達の姿は見えない。引きづり混んだのは目の前にいるこの事態を招いた張本人。

「よく来てくれたね。紅葉」

「..............っ」

ぐらりと一瞬意識を引き込まれた。強烈なまでの目眩。そして強烈な幸福感。私が私でなくなってしまいそうだ。、だがそれを引き止めたのは相棒だった。

硝吸鎌が私の腕を掴み、自らの元へぐっと引き寄せる。はっとして彼の顔を見ると憎らしい物を見るように。前を見据えていた。

「久しぶりだね。硝吸鎌。君をこっちに引き込むために私達は結構苦労してるんだぜ? だって君は脅威だから」

「黙れ。アブラムシ。正常な者に寄生して狂わせる、この世の悪の権化」

硝吸鎌の声を受け、女は僅かに目を潜めた。それからじっと私の崩壊に向き直り、すっと手を伸ばしてきた。

「ねぇ、君が知りたがっていること、教えてあげる」

物語の転まであと少しって感じです。

皆様的にはどうでしょう。やっぱり変わってますよね?

何もかも。

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