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サラサラとした絹糸の髪を撫でて、謝罪する。如何してこう駄目な私に付き合ってくれているのか、分からない。もっと良い相手がいるだろうに。
硝級鎌は私から身を剥がすと、一定の間隔で頭を撫でた。
「約束してくれたからな。『裏切らない』と──」
その瞳に依存の色が見え隠れしているのは、気のせいではないのだろう。そう思うのも何回目だろうか? 依存すべき相手がもっとしっかりした奴なら良かったのに……。
「破棄などしないぞ?」
「望んじゃいない。でも私と居ることで貴方に悪影響が及ぶくらいなら、私は離れるよ」
どろりとした両目で相手を見ると、冷ややかさの中に憤怒を宿していた。手首を強く掴み、自らの元に引き寄せる。
「悪影響などない。誰かにそう言われたのか?」
「ううん……」
「共依存の関係は……相手が居なくては意味が無い。だから離さないし、離せない」
硝級鎌の強く握った手が、私の温度を奪っていく。
泥沼のスランプから、少しだけリハビリに投稿してみようと思いました(´・ω・`)
(埋もれて見つけられない作品ながらも、ちらっと覗きに来てくれた方には感謝しかありません(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`))




