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私が呆然と立ち竦んでいる間、三人は完全に仕事を熟してくれていた。塊の方が後に入ったのに、何をしているのだろう……。
下唇を噛み締めていると、するりと骨張った指が頬を滑った。
「案ずるな。御前と彼奴では持っている技量が違う。ハンディなんだよ」
どうやら思考を読まれてしまったようだ。
でも、それでも……何時までもこんな風に甘ったれていてはいけないと思う。ちゃんと……使い熟せるようにならなくては……。
じっと黙って硝級鎌を見据えると、軽く頭を叩かれた。ぽふっ、ぽふっと。
「氷室のとこ、行こうか」




