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アンデッド─undead─ 二部  作者: 秋暁秋季
第一体 黄昏の集い
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1 情報

 見慣れた光景。赤茶煉瓦が左右に永遠と立ち並び、細い道を形作る。一見すると、日本とは到底思えないような場所だ。

 ざっと空間を把握し、此処が夢であると認識する。それから眼前に逸らす事無く私を見続ける青年に声を掛けた。

要智(イチ)さん。ご無沙汰してます」

 頭を下げようとすると、『そんな堅苦しい事は止めだ』と言うように、右手をゆらゆらと振った。

 彼の名前は霊界堂要智(レイカイドウイチ)。私の夢の中で良く姿を現す青年だ。漆塗りの黒の短髪に、比較整えられた顔立ち。それからアクセントのように添えられたロングチェーンのピアス。

 前、初めて会った時には、既に自分が他界している事と、硝級鎌の相棒であることを匂わせていた。

 まぁ初戦、想像力豊かな夢物語に違いないわけだが。

 彼は何時ものように髪に手を絡め、掻き回そうとしてくる。この人のなりの愛情表現である。因みに髪に神経は通って居ないため、私が拒否反応を示さない数少ない部位である。

 大人しく撫でられていると、不意に要智さんは口を開く。

「あぁそうだ。御前、大丈夫か?」

「あっ……はい」

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