一部 登場人物
一部のネタバレ込みなので、
ネタバレを嫌悪している(`Д´)
という方は飛ばして下さい<(_ _)>
☆登場人物☆
“死体狩りメンバー”
不知火紅葉
日々をただ無気力に虚無的に生きている、類を見ないほどの美少女。(本人は無意識)
その美しさ故にクラスでは浮いた存在だったが、次第に馴染みつつある。
秋本理子作の“岩波先生と美しき悪魔たち”を愛読する。
惨殺シーンがとても苦手で、死体を狩るときにも躊躇ってしまう。
接触恐怖症なのか、人の体温が移る事を拒む。
過去の因果により、見えざる目を失う事になった。
その後は仲間と共闘する事により、見えていた時の感覚を取り戻す事になる。
硝級鎌の使い手。
実は塊とは兄妹。何時も邪険にしつつ、本当は大切に思っている。
塊が離れて行った際は、自我を失う程に混乱してしまう。
塊
紅葉と行動を共にする、見かけ王子のような美青年。
何時も明るくハイテンションだが、まれに虚空な表情をする事がある。
紅葉に対しては過剰なスキンシップを取る事が多く、本人からは邪険にされている。
しかし本人は一向にめげる事なく、あくまで前向きに引っ付く。
本当は感情が抜け落ちており、喜怒哀楽のすべてが理解不能。
紅葉に笑って欲しくて笑顔を浮かべている。
氷室
紅葉と同じ学校に通う、紅葉の後輩。
常に礼儀正しいものの、加害妄想癖があり、常に挙動不審。
オドオドしている反面、自分の意見ははっきり言えるような意思の強さを持つ。
前髪を顔に垂らしている。
冥鬼の使い手。
所長
本名不明の死体狩り事務所所長。
見かけは二十代中盤、有能な弁護士を思わせる。
穏やかな物言いと冷静な性格をしているが、稀に残酷な面を見せる事がある。
“狸”とよぶ人物に、嫌悪感を抱いているようだが……?
滅籍の使い手。
閏日
所長の秘書。
男なら誰もが惚れ惚れするようなスタイルと美貌を持つ。
筋金入りのマゾヒストであり、メンバーから詰られる事を好む。
反面、戦闘時には口調と性格が豹変し、残酷な殺しを好む。
罅荊の使い手。
霊界堂要智
紅葉の夢の中に現れる、片耳ピアスの青年。
元死体狩り所属、鳥兜(紅葉の聖遺物)の相棒で、 夢の中とはいえ紅葉の良き相談役。
気さくな口調と態度が特長で、非常に親しみ易い雰囲気がある。
既に他界しているような事をぼかしていた。
“聖遺物達”
鳥兜
紅葉の使う聖遺物であり、相棒の硝級鎌。
踝まで届く長髪に、見るものを震え上がらせる程の美しい顔立ちと、雰囲気を持つ。
唯我独尊といった性格だが、何処か黒猫を連想させる。
紅葉に対してキスをする、抱き締める等の恋人のような振る舞いをする。
本人は至って本気(?)なようだが、紅葉自身は軽くあしらう、巨大な黒猫という認識をされている。
ある意味哀れに思われそうだが、本人は一切気にしていない。
罅荊
閏日の扱う聖遺物であり、相棒の屍棘鞭。
ワインレッドを模した赤毛に、優秀な秘書を思わせるような顔立ち。掛けている銀縁の眼鏡が特徴。
慇懃無礼な言葉口調で、物言いは極めて手厳しい。
閏日のSMプレイに付き合っているだけなのか、本人の趣味なのか、閏日を痛め付けるのはほぼ日常。
だが閏日以外に手を上げない所を見ると、どうやら趣味に付き合っているだけらしい……。
紅葉とは犬猿の仲で、顔を合わせると皮肉の言い合いが絶えない。
閏日から貰ったリボンを本人の見えないところで大切に使っている。
白時
塊の使う聖遺物であり、相棒の刻刺。
見た目は天使のように、白く愛らしい少女の姿を保っている。
反面長年生きてきた分、思慮深く塊の相談相手を務める事も多い。
普段は子供のような態度をとるが、其れが崩れると口が悪くなる。