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初めてのヨーロッパ旅行  作者: くまくま
イギリスでの出来事
13/25

第13話 再びロンドンへ

 あいにくの雨。しかし、観光をしないわけにはいかない。大抵YHは、昼の間は部屋にいることはできないので。

 バッキンガム宮殿の衛兵交代式が見たいが、午前11時半ごろなので、それまでの時間を有効に使わなくてはならない。そこで、朝早くから開いている教会に行くことにする。時間的にオフピークの1日券が買えない事が残念。


 セント・ポール大聖堂の中に入る。 早朝ということもあり観光客はそれ程いないが、準備もできておらず、掃除をしていたり、進入禁止になっている部分が多くある。空けているのだから、ちゃんと準備をしておいて欲しい。見所を大して見られず。見られるようになる午前10時まで待つことも考えたが、観光客もだんだん増えてきたし、そこまでして面白くなかったらつまらないので、別のところに行くことにする。


 雨の中、道路の看板を見ると、ロンドン博物館の文字が。大英博物館と勘違いをして見に行く。アホだ。開館まで5分ほど待って中に入る。展示物は、ロンドンの歴史と文化にまつわるもの。でも、ロンドンの大火は分かるけど、先史時代の動物の骨も同時に展示しているのは、遡り過ぎでは?それなりには面白かった。写真は、金属球が蛇行して転がることにより、内部の板をシーソーのように動かし時を刻む、時計。自動で金属球が行ったりきたりする仕組みになっているので、すわ、永久機関化か?と思いましたよ。有り得ないけど。


 バッキンガム宮殿へと向かうと、雨にもかかわらず、すでにすごい人だかり。中が見えるところを探してさまよい歩いていたら、写真を撮ってくれるように頼まれた。黄緑の人、ちゃんと撮れていましたか?

 しばらく待つが、なかなか始まらない。そのうちに、中央部あたりの人がざわつきだす。近寄ってみたら、”No Ceremony”の文字が。雨天中止のようだ。パラパラと人が帰りだす。僕も帰ろうと思って歩き出すと、その進行方向から、馬に乗った警官がやってきた。交通整理をしだす。何事かと思えば、それに引き続いて、コートを着た衛兵がやって来る。衛兵さん、御入場ー。まあ、交代式を見れなかったのは残念だけれど、こういうのも珍しくて良いかもしれませんね。


 道すがらスーパーを発見する。ロンドンで初のお買い物。水、サラダとパスタ、ビールを購入。今日の晩御飯です。


 再び大英博物館へと向かう。結構荷物が重い。何せ、水のペットボトルがめちゃくちゃ重いですから。昨日見れなかった部分を見る。エジプトの展示のところで、連れの若い女の子に薀蓄をたれている、大阪のおじさんに遭遇する。あの2人の関係って、一体何なのだろう?やはりここには日本人が多い。荷物が無ければゆっくりしたいところですが、重いので、一通り見て、絵葉書を買って帰路につく。


 明日の朝利用するバス停を確認するために、Baker st.へと向かう。何とかバス停は発見。明朝はここに来ればよいのか。近くに郵便局があるはずなので、それを探す。何とか見つけ出すも、中はすごい行列。うなぎの寝床のような局内に、蛇行するように人が1列に並んでいる。切手の自販機があったので、地元の人に倣って購入。でも、出てきたのは、1stとか2ndとかいう切手。明らかに国際郵便じゃないだろう。仕方なく、行列に並んで購入。ここの局員も、英語をしゃべれない人には冷たい。


 近くに来たついでに、シャーロックホームズ博物館の外見だけを見る。シャーロキアン必須の訪問地。やはり、記念写真を撮っている人がいた。中には入らず。僕は、十分満足です。

 YHに帰って、食堂でさっき買って来たものを食べる。意外に量があった。おなかいっぱい。食堂では、どっかのグループが、ワイワイと騒いでいた。楽しそうだなあ。


 雨のせいで、建物の中ばかりにいた一日だった。

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