1月 6日 午後 調査終了!
今回も長めです。(なんか調査だと会話文が多いですね)
まぁまぁ、久々の更新(全部に言ってるやっぱり)
はじまりぃ~、はぁじぃまぁりぃ~
神嵜は一通り探し物を終えた。
暗号を解くための手掛かりはほぼすべてそろった。
暗号が記されている書物に決まって書かれている光っていることを現わしている碇
暗号を記したと思われる人物の詳細を合わせると―――
確証を得た神嵜は部屋を後にして大地さんに礼を言いに行くために彼を探しに行った。
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「えーとそれで次は…あれか住職か。はっきし言ってめんどくさいなー」
「しょうがないじゃん、レッキー教えてくれないんだし」
「んん~じゃあ島民さんの口コミはいいかな…?」
「それはお寺に行く途中に聞けばいいんじゃない??」
「まぁ、いいか」
二人は自転車にまたがりこぎ始める。目的地は神鎖寺である。
神鎖寺につくまで二人は数人の島民にあった。
みんな最初は愛想がいいのだが一言「白鮫家」の話題を出すとサッと顔色を変えて立ち去ってしまう。唯一長く続いた会話はある立派たひげを蓄えたお爺さんとだった。
はじめは「こんにちは」とか「今日もいい天気ですね」とかしっかり話が成立していたのだが、白鮫家の話題を出すと。耳が遠い人がするように耳に手を当てて何度も「は?なんじゃ?もう一度言ってくれんかのぉ?」や「もうちと大きな声で言っておくれ」などなど類似の言葉の状況の繰り返しだった。ようやく聞こえたのか別れ際に
「おまえさんたちも気をつけなはれ、あそこは一筋縄ではいかんぞ己を見失わんように気をつけい」
といってふぉっふぉっふぉっと笑いながら杖をついて立ち去ってしまった。
「それで?なんだったんだろうあのおじさん…?」
「さぁ?ってか急ごうぜ」
「あ、うんそうだね」
と二人はまた自転車で目的地に向かう。
しばらく真冬の太陽の下自転車でこぎ続ける。目的地の神鎖寺についたころは太陽が真上に来ていた。
神鎖寺から鉈城館まではそう遠くないので手とリ早く済ませることにした(適当にやると後で煉雄になんか言われるのでしっかり速くって意味ですよ)
十数段の石段を上がった先にお寺の本堂があった。
障子をあけるとある人が本堂の中心に座って目を閉じていた。声をかけると愛想よくこちらを向いてくれた。中に通してもらうと住職の瑞永さんがあっつい麦茶を出してくれた。
「では、何が聞きたいのでしょうか?」
「あ、はい白鮫家についてお聞きしたいのですが…」
「そうですか。私たちは代々この寺の住職になったものは白鮫家に仕え、生まれてくるから死ぬまで彼らに仕える。それが宿命です。彼らの葬式や白鮫の手伝いなど様々なことをこなします」
「お手伝いさんのようなものですか?」
「それはちょっと違うねお嬢さん。お手伝いさんということではなく奉公するのです。かつて私たちの一族は白鮫家に命を救われたことがあるそれに対してのご恩だ」
瑞永は麦茶をすする。
「それで白鮫家と付き合うにはあることが必要なことが分かった。それは…強じんな精神力だ」
「精神力ですか?それはあの…どういうものでしょう?」
「まだ君たちにはわかり難いか。世の中には大まかに分けて3種類の人がいる。素直な人と、心の中の悪を表にさらけ出している人間、そして自らの悪を仮面の下に隠してい平然としている人間だ」
本堂の中には冬の日差しが差しているそれ以外はほぼ無音の世界と言えるほど静かである。
「そして白鮫家はその仮面の下に隠している人間ばかりだ。その度合いは普通ではない幼少のころからそのようになりその仮面の下はなにをするにも躊躇することはない冷徹な顔をもってます。
だが白鮫家は必ずしもすべての人がそうではありません」
「どういうことですか?」
「今の白鮫家には三男の龍佐がいましたよね、彼は彼だけは今まであった白鮫家の人の中で最も暖かな。一人の人としてとてもいい人でした。あの日が来るまでは…」
「あの日…というと事故があった日ですか?」
「はいある日、がけから足を滑らせてそのまま帰らぬ人に」
「そうですか…」
そこまで話したが瑞永の表情が悪いように見える。
「あ、あの今日はもうここでいいです。ありがとうございました」
それを見かねた茜井が声をかけ夢泉たちは鉈城館に戻ることにした。
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二人が鉈城館に戻るとすでに午後3時ほどだった。食堂では煉雄がおやつを食べていた。傍らには幾多の皿が積まれていた。
二人は帰ってきた瞬間にそのようなものを見せられさらにおなかがすいたので、
三人そろっておやつを食べることにした。
そしておやつを食べ終わる頃に煉雄が言った。名探偵の顔で。
「あとでみなさんを食堂に集めてください」
これで調査は終わり。次回は暗号が解けるかも?
しれない?まぁ、気長に待ってくださるとうれしいです。
ではでは次の執筆に取り掛かりまーす。
それじゃ!(=^ー^)ノバイバイィ~!