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1月 6日 昼  調査(前半)

今回はいつもより長めになりました。


二つに分けようかなぁ~って面ましたけどそれじゃ短すぎるので結果的に二つ合わせました。


まぁ、まぁとにかく下にスクロールして読んだ読んだ!!


では、はっじっまりぃ~、はじまりぃ~

一方、神嵜は倉庫となっている部屋の中を行ったり来たり何か考えているようだ。時とおり何かを思いついたかのように地面に視線を落とし倉庫内を探す。


そもそも、神嵜の倉庫に来た意図は民間伝承記に書いてある宝へのありかの確証を探すためである。宝へのありかとなる暗号は毎頁ごとに、光る碇が描かれていた。もし神崎の想像が当たってるとすれば宝を隠したのは白鮫家の……


すると神嵜の視界にある古い本が入ってきた。


「『鮫胎島昔話』??」

興味がわいたので少し手にとって読んでみる。

そこには宝の伝説と類似した話があった。



――――――――――



背面が灰色、腹部が白い。サメような体をした男がいました。

その男の体長は驚くほど大きい、しかし島で男の姿を見たものは少ない。あんなに大きな体をしているのに何で見当たらないのだろう…島の人たちは不思議に思いました。



男はいつの間にかひょろりと姿を現わし、気づいたらひょろりと姿を消す。まさに神出鬼没でした。

しかし男は困ってるときは決まって助けてくれました。

干ばつのときは雨を降らし、不作のときは畑を肥やし。

まるで魔術のようだったと言います。


男はどこに住んでいるのかもしれず、いつの間にかひょっこり姿を現わします。そんな男を島の人たちは崇めました。


長い月日が過ぎました。男は相も変わらず神出鬼没です。

しかし、島の人たちはあることに気がつきました。

海が荒れる前は決まって男が砂浜にいるのです..........)。このことをみんな不思議に思いました。そして、島の悪い人たちがその男が砂浜にいる時を見計らってその男にちょっかいを出そうとしました。そこで天気は荒れ海には大きな波がたちました。


翌日、島の人たちはその噂を聞きつけ男の行方を探そうと島中を探しまわりました。

しかし男と悪い人たちは一向に見つかりません。


そして、ある噂がささやかれるようになりました。


島の悪者と一緒に、島の鍾乳洞に野たれ死んだのではないか


…と、それ以来男はあらわれなくなり。

島の鍾乳洞には近づくと呪われるといつしか島の人たちの間に伝わっていました。



―――――――――――――



「類似点は、鍾乳洞に行ったことくらいか」


しばらく探していると、神嵜はお目当ての物を見つけた。

ページをめくる手が心なしか震えているように見える。徐々に近づく宝のありかに少し緊張している。

お目当てのものに使われている紙は特殊な紙だった。

ちょうど密閉空間で動いてたため汗をかいたのだが、それが紙に落ちた時その紙が簡単に破れいない丈夫な紙だった。さすがだ、と煉雄はつくづく思った。大切なものほどしっかりとした素材で作っている。



もう一方、夢泉たちは書店のおじいさんと世間話に花を咲かせていた…というわけでもなかった。



書店のおじいさんは、影山とだけ名乗った。

何とか話を聞ける段階までこぎつけた夢泉たちは、島についての話を聞いていた。



影山さんはポツリポツリと語り始める。


「私は、本州のほうで生まれたのだ。若いころに戦争を経験したことがある。家族もいない私は孤独だった、そんなときにふらりと立ち寄ったのはこの島だった。島の人々はみな私に温かかった、私はここに住むことに決めた。最初のころは何不自由なしに暮らしていた。しかし、島民と永い間一緒に暮らしている間に気付いたのだ…」


影山はそこで行ったん言葉を切った。

しばらく沈黙が支配する、外の無数の音もこの部屋の中には届かない。


「何に気付かれたのですか?」

沈黙に耐えきれなかったのか、茜崎が口を開いた。


「何と言ったらいいのだろうな…、島民たちはいつも何かに脅えている様子だった。確かな確証はないが何かに縛られているように島民たちは島の外に出ようとしなかった。どうしても島の外に用があるときはいつもきまって若いものが外に出た。次第に私は島民たちが恐れているものの正体に薄々気付き始めた」


「正体…ですか?」

夢泉が表現に少しひっかかったのかのかおうむ返しに聞いてみる。


「そう、正体じゃ。島民たちが恐れているのはほかでもない頭首の白鮫一族である。白鮫一族は表面上は島民たちとよくやってるように見えるが、実は島民たちはあの一族を恐れている。私は戦争を経験したからわかるが、あの一族は仮面をかぶっている。」


「仮面…ですか?」

夢泉がまた表現に少し引っかかっておうむ返しに聞く。


「そうじゃ、あの一族は人の命を奪うような残忍さをあの仮面かおの下に持っている。私は直接あったことは少ないがやはりそれを感じる。今となってはなぜ島民たちがあの一族を恐れているかを分かった気がするのだ」


そう話す影山はひどく疲れているように見えた。



「すまんが今日はここまでにしてくれないか、少し疲れた」


「あ、すいません。時間をとってもらってありがとうございました」


茜崎と夢泉が二人一緒に影山に礼を述べた。


一足先に夢泉が店から出る。少し遅れて茜崎が店から出ようとすると影山がつぶやくのが聞こえた。


「………ホウシテクレ」

あまりに小さな声だからよく聞こえなっかった。聞き返す暇もなく夢泉が呼んできた。


そのまま茜崎は店を出た。それからずっと茜崎はその言葉が気になってしょうがなかった。

今回は神嵜サイドと、夢泉サイドを書きましたね。


結構疲れた… ~~~~~((((((ノ゜⊿゜)ノあぁ  


なかなか事件起きませんねぇ~

ちなみに読者様は暗号解かれました…?

少しあの暗号は謎解きの仕方が強引です。(素人なので見逃してください)


できるかっ!!!!ウルァッ! (((((;`Д´)≡⊃)`Д)、;’.・


ってことでまた次回の第9話でお会いしましょう!(=゜ω゜)ノホ ナ、マタ!!

今日は絵文字多いな、、、、

早く事件を起こさなくてはミステリーじゃなくなる…by作者の心の声

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