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1月4日深夜ー1月5日  甦りし伝説

やっと序章を抜けられます。

これは結構長くなる気がするのですが…


次回から本作に入るようなものです・・・

ー丑三つ時ー

   島を暴風雨が直撃した。鍾乳洞を中心とし、それを取り囲むように森がある。その森の中に神鎖寺(かざなでら)がある、代々白鮫一族の墓を祭ってきた寺である。その寺の仏壇の前である人物が立っている…堂内にはろうそく一本しかない。その蝋燭がその人物を映している。影を本堂の床にゆらゆらとうつっている。その影はしばらくすると蝋燭を消した。それと同時に本堂は闇に沈んでいった。影は嵐の中に消えていった。


1月5日 -朝ー

    カーテンの隙間から差し込む、朝日でが顔面直撃で俺は目が覚めた。

「おっはよぉ」煉雄がにこやかに、「おはよ」美秀がそっけなく言う。朝のパジャマ姿の女子に萌えるほど俺はバカではない。というか従妹だし・・・、俺が唯一興味を持つものと言えば推理小説に関してだな。人気推理作家の最新刊が発売されたとか、トリックとか、推理小説フェアーで大安売りとか・・・。俺の隣の煉雄についてはこいつは、そんなことに1%も興味を持たないしあいつが興味を持つことはとにかく雑学やら、せんべいやら、大福やら、現代アート型和菓子やら、意味不明な化学式やら、(ラノベ、いやらしいやつなど以外の)小説などに関してだ。煉雄が興味を持つことに和菓子系三つも入っているのはみなさんもお察しのとおりである。ちなみにここまで来たら美秀の興味を持つ事についても語らないと何を言われるかわからない・・・あいつが興味を持つことと言えば、おしゃれな服とか、人気アイドルグループの歌詞やら踊りやら、、、、あ、そうそう美秀もあれだ推理小説が大の好きだ。まぁこんなとこだろう。


ここで、茜崎美秀(あかねざき みほ)という人物についての自己紹介だ。学校はちなみに俺たちといっしょだ。年齢は一歳差で中学二年生。よくわからないが合気道が異常に強い。なんでも護身術で習ったらしい。俺らの学校で合気道の茜崎と神眼の神嵜と言えば全学年知らない者はいない。(ちなみに、神眼の神埼の意味はいつも猫みたいに細く特徴的な眼。それがいざ事件となるとさらに細くなる、そして何もかも分ったまなざしで事件解決にかかる。という観察しただけで真実を見抜くからそういうあだ名がついている)


(俺?俺の異名?ないわぁぁ)

茜崎について説明することはもうあんまりない。性格については普段は強気だけどやっぱり女子らしいところもある典型的な元気などこのクラスにもいそうな女の子だ。三人共通の趣味は、チェスだ。神崎が一番強くて、次に俺がついよい。紹介してなかったが神嵜には妹がいて神嵜 煉美(かんざき れみ)という。神崎の妹と俺の従妹の茜崎が互角って感じだ。


「はやく、いくよ。ったくなにしてんの?」

「まぁ、まぁそんな急がなくていいじゃんミッホー」ちなみにミッホーは神崎が呼んでいる茜崎のあだ名である。俺は従妹だから普通に美秀と呼んでいるが。ちなみに茜崎は俺のことをイズミンと呼ぶ。部活でもそう呼ばれている。煉雄のことはレッキーと呼んでいる。このネーミングセンスのなさは議論不能である。イズミンはなかなか気にいってるが・・・


数分後・・・・・・


「じゃあ、いくよ。」美秀が言った。



昨日の晩のと同じように、大きな門の前に通された。



暖炉の火は相変わらず赤々に燃えている。昨日と同じ位置に白鮫恵好が座っていた。神嵜は、心なしか彼女の髪の毛は少し湿っているように思えた。


「おはようございます。予告通り自己紹介させていただきます。まずあなたたち三人から自己紹介してもらえませんか?」



「神嵜煉雄です。よろしくお願いします。」「夢泉涼です。神嵜も俺も15歳です。よろしくお願いします。」「茜崎美秀です。夢泉の従妹です。14歳です。よろしくお願いします」

三人が言い終わると、白鮫恵好が口を開いた。


「私と、大千のことは知っていると思います。ほかにも二人の兄弟と、二人の姉妹がいます。」


「あなたたちの左前から、次男圭志(けいじ)、あなたたちの右前から長女計美(かずみ)、次女仁穂(ふたほ)です。三男に龍佐(りゅうさ)がいたのですが…すうねんまえにじこでなくなりまして・・・では自己紹介させてもらいます。」

それぞれ自己紹介を始めた。


「私は白鮫 圭志です。兄は30歳で、私は28です。職業は…」と圭志さんが言いかけたとき


「あなたは教師ですね。それも中学校の。最近は生徒たちに問題を創るのに忙しく寝不足なかんじである。どうですか?」煉雄がいきなりさえぎってこんなことを言った。

「な。なんでそれを・・・」

「簡単なことです、まずあなたの指右手の親指にタコができている、それに指の間にマーカーが付いているそれはホワイトボードマーカーのやつですよね?先日この島を回っているとき中学校と小学校を見ましたが中学校のほうがホワイトボードを使っていました。そしてさっきあなたは、目をこすりながら肩をもんでいたこれは長い間パソコンの前で動かず作業をしていたことです、教師がそんな長くパソコンの前にいることはよほどのことがない限りありません。今このころと言ったら、そろそろ学校も始まり何かと忙しくなってくるときです。この島の規模は小さいが子供の数は多いので教員がなかなか休み機会がない・・・」煉雄が悠然とした感じで説明した。


「てっぺん越しちゃったんだね、忙しいね圭兄も。」仁穂さんがいった。

「お、驚きましたね…結構当たってますよ。」圭志さんがあまり驚いた感じがしないのは気のせいだろう。


次は長女の計美さんだ。「私は、白鮫計美。33で今はただのフリーター。」彼女の挨拶はそっけなかった。フリーターという割には高いそうな服などを身につけている。きっと衝動買いなどお金に目がないのだろう。


最後は仁穂さんだ。「私は白鮫仁穂。白鮫兄弟の中で最年少の26です。職業は言わなくてもそこのボウヤならわかるわよね?」彼女は挑むような視線を向けてきた。心なしか彼女の顔はいたずらっ子の顔に見えた。

「そりゃ、もちろん。あなたはテレビ局の人ですよね?証拠はあなたはさっき「てっぺん」とおっしゃいましたよね。てっぺんはテレビ局の業界用語で24時のことです。」煉雄が余裕の笑みでこたえた。


「大正解。いやー私の思った通りだよ。あなたならたどりつけるかもね・・・」仁穂さんが満足そうな笑みでこたえた。

「まちなさい、その話は私からしますあなたは黙ってなさい、仁穂。」声こそを荒げていないが有無を言わせぬ迫力があった。


「この島は中心の鍾乳洞を囲む形で島が形成されています。その鍾乳洞に宝があるということを記した代々我が家に伝わる書があるのです。しかしその書が姿を現したとき、財宝の呪いに取りつかれたものが次々と周りの者を排除していき最後には自らの命を絶ってしまうのです。ということが我が家に代々書とともに伝わる言葉なのです、一家の頭首になるものにはその「書」がいつ姿を現すかを感じることができる力を受け継ぎます。私は昨日その「書」に変化を感じました。もうすぐ姿を現わします、気を付けてください。」

白鮫当主が話したことはとても恐ろしいことだった。


「大丈夫です、私たちには神嵜がいます。」力強く美秀が言った。その隣で煉雄は相変わらずにこにこしている。(おーい、おれはどうした!!そんなやくにたたないかぁ)


「その言葉を聞いて安心しました。あなたたちには彼がいます。必ずや神崎さんなら真実にたどり着くでしょう・・・」白鮫恵好が口元に薄笑いを浮かべて言った。


しばらく部屋の中に、何とも言えない空気が漂う。いきなり圭志さんが立ち上がった。

「す、すまん少し調子が悪い。先に部屋へ戻らせてもらう。」そう言って立ち去ってしまった。それを見計らったように大千さんも、和美さんも、仁穂さんも続いて席を離れた。


数分後、四人一緒に息を切らしながら食堂のドアを開けた、神嵜たちもそろそろ部屋へ戻ろうとした時のことだ。

「か、母さん神鎖寺の住職が・・・しょ、書が本堂の中央に開かれて置いてあったって・・・昨日はしっかりと戸締りしたというのに」大千さんが大慌てで言った。


「なんですって!?ああ、白鮫様・・・どういうことですか」恵好さんが取り乱している。


神嵜たちはその騒動をただただ茫然と見守るしかなかった・・・



今、この島に眠る伝説がよみがえった。宝の呪いに取りつかれた者が・・・


これで序章とか、かなりシリアスかな・・・


これだとすぐ終わりそうだです・・・


短編っぽくなってますが気にしないでください

感想を書いてくださるとうれしいです・・・

To be continued

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