表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/14

プロローグ

「相変わらずだな、ラウラ」


冷たい声だった。


ラウラ・リンドグレイは静かに目を伏せる。


目の前にいるのは婚約者、セドリック・ハーヴェル。

王都でも名高い公爵家の三男でありながら王宮近衛騎士。


そして——


私ではない他の人を好きな人。


胸がきゅっと痛む。


けれどラウラは慣れていた。


幼い頃から、彼はいつもこうだったから。


どうして婚約しているのか、わからない。


どうして彼は私を好きではないのに、婚約を解消しないのかも。


だからラウラは決めた。


もう、これ以上迷惑はかけない。


「セドリック様」


顔を上げる。


「婚約を——」


その瞬間、セドリックの顔色が変わった。


まるで。


一番聞きたくない言葉を聞いたかのように。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ