ナーシャ《識別番号008》
識別番号:008
名称:ナーシャ
危険度:Significant
記録者:フィン
収容方法:ナーシャさんを存在008と呼称するのは禁止されています。ナーシャさんを収容することは現在のDNEの力では不可能に近いです。もしナーシャさんが暴走、又は脱走を行おうとした場合、存在010を使用し阻止してください。
説明:ナーシャさんは存在001の異常性によって異界ノ者にさせられたDNE所属の女性職員です。この事象により存在001はSignificantに変更されました。ナーシャさんはとても温厚で、DNEに対して高い忠誠心を持っています。
異常性:ナーシャさんの異常性は完全耐性です。ありとあらゆる自称への完全耐性で耐性の度合いを変更することも可能と判明しています。存在003と似た異常性ですが存在003とは違い、引力斥力への耐性も有しています。また死への完全耐性もあり、どのような手段でも彼女を殺害することはできません。(訂正:彼女を殺害することは存在010以外はすることができません)完全耐性により以下のことが可能であることを確認しました。
異常性例01:浮力またそれに連なる力への中規模耐性により水中を自由自在に動き回ります。
異常性例02:窒息への完全耐性また今回の実験に必須な力への完全耐性により密閉され完璧に空気を抜かれた真空空間での活動可能。ただし声にはその異常性は反応しない又はそれに類似するなにかがあるため真空空間内からの彼女との対話は不可能でした。
異常性例03:存在007を使用した存在007への中規模耐性、存在007とナーシャさんの異常性の衝突により大規模災害が発現、今後この実験を行うことは禁止されました。
異常性続:以上によりナーシャさんの異常性は人間の域を超えており、我々では十分な制御ができないと判断されたためSignificantに決定されました。Dual-useへの変更も検討されましたが、彼女本人がその決定を拒否したため行われませんでした。現在DNEと彼女との関係は彼女の要望を聞きDNEの要望を聞かせるという対等な関係となっています。ですが彼女からの要望はさほど難しいことではありません。
要望例01:存在008との呼称することの禁止
要望例02:存在010との定期的な面談の許可
要望例03:一部の部署への自由な移動(初期段階では全部署への自由な移動とされていましたが総管理人により拒否されました)
要望例04:存在006との定期的な女子会の設立
要望例05:週2回の休暇の許可