魔法使い⦅識別番号006⦆
識別番号:006
名称:魔法使い
危険度:Urgent
記録者:ファクト
収容方法:存在006は現在何重にもの壁に囲まれた一室にて収容されています。存在006の意見により部屋内部へのカメラおよび監視可能な機器の設置はされていません。唯一サルンドのみその部屋に入ることが許可されており、他の職員が入室する際は、一度存在006に要件を説明後、最大限の注意をしながら入室してください。
説明:存在006は漫画やアニメにて登場するような魔法使いの格好をした少女です。存在006は発見当時は存在しない言語で会話をしていましたが、存在006の知能が高たったため数日後には我々と同様の言語を高水準で扱うことを可能にしています。存在006はサルンドに対して恋愛感情のようなものを持っており、我々DNEの実験にも協力的です。ですがサルンドが危険に晒されるまたは晒されているなどの発言をした場合、存在006が暴走した前例があるため、扱いには非常に注意しなければなりません。また、Dual-useへの変更も議論されましたが、サルンドが所属しているから協力をしている可能性が高く、サルンドが居なくなった時点で非協力的になる可能性が高いことから変更はされませんでした。
異常性:存在006は魔力という力を認識し、魔法を放つことが可能です。魔法の種類は多様で火、水、風、雷、重力、回復、消滅などの魔法を放つことが可能です。その中には魅了の魔法もあると証言していますが、存在006はそれを使うことを拒んでいます。そしてその魔法全ての影響が存在006には干渉せず、威力によっては核兵器並みの魔法も放てると証言しています。回復魔法は死んでいない人間ならどのような状態でも健康状態に戻すことが可能です。ただしウイルスなどの体内に異物がある場合は回復魔法の適用外です。消滅魔法は他の魔法より強力です。一度実験にて使用してもらった際には実験施設の60%以上が消滅、職員も10名以上消滅しました。以降サルンドにより使用しないようにとお願いすることにより一時的な抑制をしています。
追記:存在006はサルンドに対し恋愛感情を抱いており、その点だけでみると女の子と変わりありません。そのため女性職員とはある程度の友情を築いています。またサルンドも存在006へ恋愛感情に近しいものを感じていますが、立場上容認し難いです。
存在006曰く我々人類も存在006同様に魔法は扱えるそうですが、そのためには魔力を認識する必要があるらしく、今の我々では認識することはできていません。また認識した者が魔法を使えるようになった場合実質的な存在006の複製体となるため認識するまたはそれに類似する行為は禁止されています。ですがサルンドに関しては存在006との関わりが多いためすでに認識し始めており、最近では手から火を出せる程度の魔法を使い始めています。ですが存在006よりは格段に弱く殺傷能力も低い、DNEへの忠誠心もあるため異界ノ者と定めることは見送られました。また存在006の提案により、サルンドが異界ノ者として収容される際は同じ部屋することが確約されています。