なにかがある⦅識別番号002⦆
識別番号:002
名称:なにかがある
危険度:Minor
記録者:ナーフ
収容方法:存在002は5メートル四方の収容室にて常に音波によって場所を特定し続けています。扉を開けることは管理人の許可、または収容区域5-13に指揮官の許可を得てください。
異常性:存在002は見えない何かです。視認することはできません。接触、または音波により存在を確認することが可能です。温度などを吸収することもなく、光の屈折や吸収などもありません。存在002の形は常に変わり続けているとされています。音波によって発見された形の中には薄さ1ミリにも満たない紙形状が存在するため、収容場所にはありとあらゆる穴が存在することは許されていません。また収容室の扉は何重にもなっておりそこからの脱走は99.998%不可能とされています。また存在002はどのような力を使っても破壊することは理論上は可能と思われていますが現実的ではないと考えられています。破壊を試みた際、存在002は即座に形状を変化させて力を逃がしていました。この実験により存在002は破壊は可能だが破壊行為に対して存在002は意識的に形状を変化させるため破壊は不可能であると考えられ始めました。この考えに関しては証明が不可能と思われているため、以降同様の実験は行われませんでした。また過去、破壊者に所属されていると思われる集団が収容区域5-13に侵入するという事件が起き、その時、集団が存在002を破壊しようとしましたが、存在002は即座に形状を針のように変え侵入者全てを貫き殺害しました。貫かれた死体は全て的確に心臓を射抜いていました。これにより存在002は我々人類、または生命体の致命傷となり得る箇所を知っている可能性が高いです。ですが動きは緩やかで壊す意志を見せなければ敵対をしないことから危険度はMinorとなっています。