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勉強会

続きです

その日の放課後、彼女と共に近くの図書館へ向かった。そこは僕がよく勉強する場所として利用しており、魔法に関する本がそこら中に置いてあるので、わからないことがあればすぐに調べられる、いい場所だ。

早速入ると、司書さんから

「今日は見かけない子がいるわね、もしかして彼女出来たの?」

と少しからかいぎみに言われたが、僕は

「そんなんじゃないですよ、ただ一緒に勉強したいって言うから連れてきただけですよ」

と言い返し、司書さんは笑いながら

「そういうことにしてあげるわよ」

と言い、いつもの場所へ案内して頂いた。何故か彼女は不服そうな顔していたが。

司書さんに案内して頂いた後、僕はとある本を取りに行った。その本を彼女に渡し、そして

「その本には魔法の基礎知識が全て載っているからまずはこれから一緒にしようか」

と声をかけ、隣り合うように座った。そして彼女のわからないことを一から教えていき、気がつけば2時間ほど経っていた。

僕はそろそろ終わると彼女に伝えつつ、彼女に

「魔法って何なのか考えたことある?」

って聞いてみた。彼女は

「確かに魔法って当たり前のように使っているけど、考えたことないかも」

と。なので、僕は、あるページを見せつつ、

「魔法って便利なものだとは思うんだけど、ここを読んでみると少し考える事があるんだ」

といい、そのページには

―魔法とは、魔力を使って目に見える変化もしくは瞬間的な変化を起こすもの―

と書かれていた。僕はそこを指して

「確かにこの国の魔法って全てこれに当てはまると思うんだ。でも、目に見えない魔法もあると思うんだ、そうじゃなきゃ辻褄が合わないと思うんだよね」

と言った。彼女は首をかしげながら、

「そんなこと思ったことないけど、頭の良い君が言うならそうなのかな」

と言った。あまり理解していない感じに見えた僕は

「ごめん、急にこんな事言って」

と言い、その本を片付けてそのまま一緒に帰るのだった。

一般的な魔法の定義と違うものを今回採用しているので、少し無理やりですが入れたかったです。すみません。

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