表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/20

彼女のお願い

続きです

前回同様タイトルは適当です

彼女を救った次の日、僕はいつも通り不良達の嫌がらせを受けていた。そこにある少女がこちらに寄ってきているのが見えた。

僕はその少女に見覚えがあった。

不良達もその姿が見え、開口一番、

「ろくな魔法も使えない弱虫が、何か用あるんか?」

と威圧的に言った。彼女は怯えながら、

「君たちに用があって…来たわけじゃないの…」

「ああ?それともこの勉強しか出来ん落ちこぼれに用あるんか?」

「そ…そうです…」

僕は首をかしげた。別に昨日のお礼なんか言いに来なくてもと思いながら、不良達をおいて、

「昨日の礼なんかいらないよ、それよりも僕なんかと関わるより…」

「それも言いに来たけど…それだけじゃないの」

「なんだ?落ちこぼれ同士で駆け落ちか?」

「そ、そんなんじゃない!」

と彼女は恥ずかしがりながらも言い返した。その後も不良達からの茶化しはあったが、その時だけは不良達はそのまま離れていった。

その後、僕は

「それだけじゃないって言ってたけど、何か困ったことあった?」

と聞くと、彼女は

「あの…魔法について教えてほしいの、私勉強苦手でさ、君はさ、勉強は出来るから…だめかな?」

と言われたので、僕は「もちろん、いいよ」と返した。

彼女は笑顔を見せ、

「じゃあ…今日の放課後、一緒に帰って、勉強教えて?あと…昨日は助けてくれてありがとね」

と恥ずかしながらも言い、そのままそそくさと戻っていった。その姿に僕も少し恥じらいを見せつつも笑顔で返すのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ