出会い
続きです
サブタイトル思いつかなかったのでとりあえずです
それからというもの、僕の身には必ずと言っていいほど不良達が集まってきた。授業中に魔法を当てられ、休憩中はサウンドバック、昼休みでもまともにご飯も食べさせてもらえなかった。
正直屈辱的だった。勉強なんか出来ない奴らにただ魔法が少し使えるからというだけで、こんな目に遭わないといけないのか。
ただこの国ではそれが普通。僕はそう割り切って、ちゃんと魔法が使えるようになるまで、そして、彼らを見返すために。
そんなある日の帰り道、僕はいつも通り帰っていると、
「もう…やめてください…」
と路地裏側から声が聞こえた。僕はそのまま声が聞こえた方へ向かった。そこにいたのは、ボロボロになった少女とその子に向かって魔法を放つ不良達がいた。
見るに堪えない状況だった為に、僕はすかさず彼女を守るように不良達との間に入った。不良達は笑いながら
「勉強しか出来ないお前に、何が出来るんだよ」
と言われ、僕に魔法を放ってきた。何も出来ない僕は受けることしか出来なかったが、それで不良達が済むなら、彼女を救えるのならと思い、ひたすら受け続けた。
それから小一時間受け続け、満足して帰った不良達の姿を見た後、後ろで怯え続けていた彼女に声をかけるのだった。