試験
続きです
少し世界観の説明を入れてるので、あまり良くないです(´・ω・`)
あれから数ヶ月の月日が経ち、今日は初めての中間試験。
魔法に関する問題が沢山出され、僕はスラスラと解いていた。
例えば、魔法属性に関する問題。属性とは何かの問に対しては
この世界では火、水、風、雷、光、闇、治癒、封印、守護の属性があり、主に火、水、風、雷、光、闇が攻撃属性と呼ばれ、治癒、封印、守護が防御に関する属性に分けられている。
相性とかはなく、ここの国の人達はほとんどの人が全て使えるようになる。その中でも魔法適正のある属性はより強力で、より練度の高いものが出来ると言われている。
筆記に関しては十分過ぎるほど、出来が良く特に心配していなかった。だが、問題は実技試験。
あれから何度も授業で魔法を出す訓練をしたのだが、一向に出ない。だから授業外でも何度も何度も何度も…
先生にも相談に乗ってもらったのだが、どうしても魔法が出ない。基礎的な魔法もだ。
それでも必ず出来るようになると信じて練習した。しかし、1度も魔法が出ることなく、実技試験当日を迎えてしまった。
筆記が誰よりも出来るので、魔法も出来ると思われていたクラスメイト達は、僕がどんな魔法使うのか気になって集まってくる。
でも僕は一向に魔法が出る気配がない。凄く恥ずかしい。
誰でも出来るような魔法でも、僕は全く出来ない。
悔しかった。何も出来ない自分が。
試験中1度も魔法を出せなかった僕は追試を受けることになり、クラスメイトからは勉強しか出来ない落ちこぼれというレッテルを貼られることになるのだった。