表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/20

学期終業と新たな問題

続きです

次の日、僕はいつも通り学校に向かうと、先生より

「昨日の件、彼女に聞いた。お前、最初の頃から彼らに酷いことされ続けたらしいじゃないか」

と言われた。僕は少し悩んだ後、

「怪我とかしたわけじゃないですし、僕はなんとも思ってませんよ」

と伝え、その後

「昨日は別の考え事でイライラしてて、それでついカッとなってやってしまっただけなので、悪いのは自分なんです」

と改めて先生に謝罪した。それを聞いた先生から

「お前が考え事って珍しいな、その話ちょっと聞かせてもらってもいい?」

と言われたので僕は

「僕って、魔法使えないじゃないですか、なのでよく行く図書館の司書さんに見ていただいたんですよ、そうしたら夢壊したくないだとか、知らないほうがいいとか、無駄な努力だとか言われてしまって…それでイライラしてたんです」

と伝えた。そうすると先生は

「僕はその司書さんが言った理由は分からないけど、今はまだ君が信じる道を進んだらいんじゃないかな、君はまだ若いんだし、いつでも道は変えられる。そして今まで培ってきた努力は無駄になることは決してないと思うよ。そこだけは言い切れるから。」

と教えられ、僕はなんだかスッキリした気分だった。そして僕は先生に感謝の意を伝え、その日の奉仕作業に務めるのであった。

あれから数週間が経ち、学校は長期休暇になった。その間僕は家に帰ることにしたのだが、家の鍵が空かない。ノックしたら鍵が空く音がしたのだが、僕の顔をみるなり

「魔法ひとつ使えない子は私たちの子供じゃないから」

と両親に言われ、締め出されてしまった。僕は目の前で呆然とし、それに追撃する形で

「魔法が使えるようになるまで家には入れない、お金も自分で工面するんだな」

と言われてしまった。事実上の勘当だ。

僕はどうすればいいか分からなくなり、僕はその場所を後にするのだった。

ここで1章の区切りとさせていただきます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ