表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/48

ハウゼンの嫉妬②

今回もハウゼンが主人公です。

俺が勝手に勘違いしてしまった出来事のあの後、ロサが直接あの筋肉男に乾燥させたヤツデの葉を、服用方法と合わせて差し入れに行ったという噂が流れた。

その頃から既に、ロサは王城のお姫様だった。



ロサは全く俺だけのものにならないが、ロサがお人好しで良かったこともある。

それは俺がロサを誰からも守れるくらいに強くなったことだった。


ヤツデの出来事の後、俺はロサを誰かに奪われそうになった時にロサを守るだけの力を持たないことに恐怖した。

体力はもちろんのこと、判断力や知力、さらには金や権力も、持ちうる全ての力を使ってロサを俺の手元に置いておこうと思った。

22才になり、少し早いかもしれないが父上には退位していただいた。

そうすればロサは王妃となり、簡単には俺から離れられなくなるからだ。


そして俺は現在26才。

ロサを囲いたいがロサの好きなこともやらせたい。

ロサは俺だけに笑いかけて欲しいが王妃として国民からも愛されて欲しい。

そんな葛藤を抱えながら今日もロサを市井に送り出したのだった。



さて、もう一回寝よう。

ロサは転移の魔法を使って必ず六時にはこの部屋に帰ってくる。

俺はそれに合わせて起きれば良い。

今日の結婚八周年パーティーのロサのドレス姿を想像するだけで良い夢を見られそうだ。

今回はロサの幼少のエピソードを書きました。

こういう「いい子ちゃん」が好きじゃない人もいると思いますが、ロサがいい子ちゃんなのは仕方ないです。

一人目のお母さんそうなるように育てたからです。


そういえば、そろそろロサの前世も書くつもりです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ