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折れた傘は不思議傘だった。

 風呂場で身体を拭き、やっとさっぱりしたところでベッドへいく。


 部屋の中の埃なども掃除しなければいけないが、とりあえずベッドだけキレイにする。


 今日は姫様にもらったマントを敷いて横になる。

 木のベッドは地面と変わらない固さだったが室内で寝られる安心感からか、久しぶりにゆっくりと眠りについた。


 翌日は、荷物の整理をすることにした。もらったもので売れそうな物は売って、新しく必要なものは買いそろえなければいけない。


 この村で定住をするかは仕事次第だが、また引っ越しをすることを考えて荷物は最低限にしておきたい。


 物々交換でバックや食料をもらったりしていたので、ほとんど姫様からもらった袋はあけていなかったが、こちらも整理してまとめられるものはまとめておく。

 

 俺は袋から非常食や傘などを一度全部とりだす。


 傘を見ながらあの大臣に折られたことを思い出し腹ただしく思っていると、折られたはずの傘が真っすぐに戻っていた。


「えっ……どういうこと?」


 俺は傘の骨組みを一本折り曲げてみる。かなりゆっくりとではあるが、形状記憶のようにもとへ戻っていく。


 すごっ! これは強風で傘が折れても大丈夫だな。


 ってちがーう!


 どうせなら自動修復とか地味なものじゃなくて何かこう他にすごい機能が欲しかった。俺に傘で戦えっと本気で女神様は思っているのだろうか。


 これが剣や弓の自動回復っていうならかなり使い勝手もいいが、傘の自動回復なんてただのネタにしかならない。


 杖術の突けば槍、払えば薙刀、持たば太刀って言葉があるように傘でも同じことができればもう少し使い勝手も良くなりそうだが、なんといっても強度に不安しかない。

 

 一度思いっきり柱に向かって傘を叩きつけてみた。

 柱には傷一つつかず、傘はぐしゃっと歪んでしまった。


 歪んだ部分はゆっくりと戻っていくが傘はやっぱり傘でしかない。

 なんとか傘の強化をはかれないものか。


 色々考えてみたが結局上手くはいかなかった。

 よし。傘の研究は後回しだ。

 

 身の回りの整理と、掃除、あと隙間風の部分の穴埋めをして途中で狩ったブラッドボアの皮をなめす。


 処理をしっかりとすることで、敷布団までとは言わないがベッドに直接寝るよりはかなりマシになるはずだ。

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