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近況報告その1(コミカライズについて)

 ふふふ。死んだと思ったか?


 急に居なくなったり復活したりするのがインターネットの醍醐味と言える。


 もはや何を書いたのか忘れたので読み返したら「なんか違う人が書いたのかな」って思った。前回の時、私は何を考えていたんだろう。多分ね、もうこの時からなろう外に修行に出る事を決めていたんだと思いますね。状況から考えると。


 人間って常に変化していくんだな。前回の引きの予定は一旦無かったことにして、近況報告から始めようと思う。ネタはあるんだよ。ネタはね。


 でもね、なろうって続けて投稿していると流れに乗ってどんどん行くぜ~となるのですが、一度投稿をお休みしてしまうと、めちゃくちゃ腰が重くなるんですよ。飽きたとはまたちょっと違うんですよ。このエッセイも見直しするのに普通に二時間とかかかってますね。


 ここ半年ぐらい何をしていたのか。必要最低限は活動報告に書くので(先にこっちを更新するけど)いつも通りだらだらとフルパワー自分語り。


 今年は〇マ娘から競馬ブームが再燃して毎週馬を……いえ。


 真面目にやってましたよ。それなりに。一時は完全に燃え尽きそうだったんですが、何かの拍子にふと「コミカライズの存在に依存してはいけないな」と思ったんですよ。


「私にはこの作品があるからもういいや!」と言っても、他者のサポートありきで私一人の頑張りとか怠けとかそんな次元じゃないですし。


 精神の均衡を保つためには、むしろ書き続けないといけないんですよ。他の事に注意を逸らさないと、永久にその事だけを考え続けてしまうので。


 と言うわけで、三部のテーマは「仙人になる」こと。仙人ってなんじゃい。と言うのはですね……。


「ただ黙々と作品を書き、黙々と発表し、また次の作品に取りかかる。反省はするが他者からの反応に一喜一憂しない。ランキングに載ろうが爆死しようが気にしない」ぐらいの心意気で書くと言うことです。


 そもそもですね。書くのが目的なんですよ。キャッチボールじゃなくてバッティングがしたいんです。


 じゃあ手を動かせって話なんですが、書くのは好きだけど、書く事に付随して入ってくる情報にまあ、惑うこと惑うこと。もう執筆の実働時間より思い悩んでいる時間の方がどう考えても長い。


「あっあっあっ皆なんかいっぱい書いてる」


 みたいに焦っているうちに、時間だけが過ぎ、結局黙々と書いている人とはどんどん作品数の差が広がるばかりー!書くことによる精神、時間、肉体的負荷/上手く書けないストレスより、他の事に気を取られ、時間を無駄にしている自分に対するストレスの方が大きいんですよね。


 それが行きすぎた結果「なろうに投稿しないで締め切りの決まっているコンテストに照準を絞って書き終えた方がいいな」となり、ひっそり他サイトに出張したりしておりました。


 なろうを休止中にも、結構書きました。本名とか別名義合わせて長編が五つと、短い作品を4つほど。なろうって書籍化を目的としない小さいコンテストってあまりないんですよねー。


 執筆スタイルは人それぞれだと思いますが、自分にはまとめて書く方が合っていたなとは思います。 


 しかしまあ、色々ありました。色々ありすぎてエッセイの書きためが使えない。


 まず一つ。


【コミカライズについて思う事】


 こちらは以前から告知していたことではありますが。なんかノリで書いた小説が漫画になった。


 その時何を思ったのかと言うと「もうこれ人生じゃん」ですね。


 なんかね、なろうって人生なんですよ。なろうのテンプレって色々言われますが、人間の幸不幸に関わる感情を濃縮還元したもの。


 書く方からするともう完全に飽きてきているし「切り口変えるとパクりの境界線って際どくない?」と思ってちょっと変な方向に料理しがちなんですが「現実ではこうはならないからこうなってほしい」「他者からの評価が逆転する、環境が良い方向へ向く」「偶然の素晴らしい出会い」って皆好きだよな、としみじみ感じるようになりました。よく言われている「読者の事を考える」って話。私これ、全く出来ていないんだよなと改めて。


 ※かと言ってうまく書けるとは言っていない


 そう。コミカライズの話をするつもりなんですが、結局ね。色んな事を考えて「私って浅いな……」との結論に達しました。漫画になって嬉しいとか、達成感があるとか、それ以前にちょっと視界が広がった感じがしました。それが経験と言う財産ですかね。


 なろうのテンプレは最高。みんなテンプレに魂を売ろう。そうすれば何かが見えてくる。


 ※視界が広がったからと言って面白い作品が書けるようになったかどうかは別。なるほどなと気づきを得る事と、それを実践するまでの間にはものすごい壁がある。


 それで、コミカライズの話ですよ。多分聞きたい事って言ってはいけない事とほぼイコールなので具体的なことは書けないんですけどね。


 もうね……一言で言うと……「愛」ですね。百回ループして百回コミカライズされてもまた同じ作画で産まれてほしい。もうこれ以上の出会いはない。


 相手からどう思われているかわからない、勝手な想像が頭をめぐる。返事を待つのがつらい。待ち遠しい。いざ目の当たりにすると直視できなくてそっけない態度を取ってしまう。この関係は契約上だけのものであって、相手は私の事なんてなんとも思っていないかもしれないと頭がぐるぐる……。


 妄想が極まりすぎて「ある日突然なんでも奪ってくる可愛い妹が出現して冤罪かけられたあげくに「夏子なんかと一緒にいたらあの方がお気の毒よ」みたいな展開になったらどうしよう……なろうだとそこからざまぁできるけど現実だと何もできずメンタル即死だよな……どうしよう……なるほどざまぁが人気出る訳だわ」のレベルにまで到達してしまいました。


 これは恋愛小説ではなくて私の話です。ならなんで放置してたんだよって話になると思いますが。


 正直言ってあんまり頭が追いついてなかったんですよね。これ都合が良すぎて妄想ちゃうんかなみたいな。


 ※ぶっちゃけると今でもまだ「こんな事起きていいのか?」と思っている


 至極冷静な判断をすると、ブクマしてくださっている心優しい人々に向けて宣伝をして見てくださいとお願いすることが一番まっとうな道なんですけどね、なぜか私は「コミカライズからなろうに流入してきた人が読み終わったらコミカライズに戻ってきてくれなさそうなのって逆に損失なのでは…?」


 みたいな妄想を一人で続けていたんですよ。あとやっぱりある日突然夢から醒めるんじゃないかとか。その他にもコミカライズ用にめちゃくちゃ書き直してるので、宣伝用にSSを書くのが難しいんですよね。分岐して滅びた世界線に戻って復興せよって言われている感じ。


 そのような状態で、ぼちぼち執筆しながら主婦向け実録漫画みたいなものをひたすら読む生活を続けていましたが。


 ※家庭の愚痴とかママ友トラブル系の漫画となろう系はめちゃくちゃ親和性があります


 あれですね。自分、まったく育児を手伝わなくて妻にぶち切れられてるダメ夫みたいだなと。


 自分が何かをしたからこの子が生まれたのであって、実質的には間違いなく親であるのだが……それはそれとして……わからん。生まれる生まれる言われてある日突然手足の生えそろった人間が発生した。こわ。可愛いけど怖い。めっちゃ可愛いのによく見ると自分の遺伝子が入ってる。怖。


 おそらく「親の自覚が足りない」とお叱りを受けている男性はこんな気持ちではないだろうか。知らんけど。


 とにかくね、ちょっと「恐ろしさ」はありますね。今でもまだ怖いんですよ。ランキングに入りたい、ポイントいっぱい欲しい、打診されたい、賞を取りたい。そこまでは一人で出来ますが、そこから先は他者との関わりが発生するので、一人で書くのとは別枠の負荷がかかってくるんですよね。


 一度「成功」判定が出たものが、ステージが変わった事で「失敗」に上書きされてしまう可能性が大いに、そこれこそ大いにあるわけです。そしてそれに他者の時間やお金を巻き込んでしまう。その原因が概ね自分にあるとしたら?


 ふわふわとして夢を見ているような気持ち、よりは意図的に夢から醒めずにいようとしている、方が正しいのかなと。これ今書いていて思いました。


 なろうで表現すると「シリアスな展開の途中で更新が止まっちゃって、頑張って作った書きためはあるけどまだ完結はしていない。更新したらこれもう読んでないわーってべりべりべりっとブクマ剥がれるんだろうなぁ。いやだなあ。このままエタっちゃおうかなあ。そうしたら、ポイントはずっとこのままだもんなぁ」の感情を十倍ぐらい嫌にした感じです。


 結局、創作は孤独とかなんとか言っても、コミュ強が勝ちます。健康体で筆が速く、メンタルの強い者が勝利する。メンタル大事。これガチです。


 小説家になろうに登録してもう二年以上にもなりますが、その間知り合ったり、知り合いの知り合いレベルの人達がどんどん新しく書籍化し、一作目の人も居るし、すでに何作目かの人も居ます。本当にねー、すごい勢いで勢力図が変わっていきますよ。


 でもそれって、発行数が増えているにしても、おそらく相当数の入れ替わりが発生しているのだろうなー、とひしひしと感じます。確かエッセイジャンルに書籍化作家の生存率みたいなテーマのエッセイがあったような気がします。おお怖。


 長くなりましたが、とにかく怖いなーと思いながらも、やるべき事はきちんとやらなきゃな、と思う今日この頃なのでした。ネタ自体はいっぱいありますので続きます。

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