第三部【あたし仙人目指すから…】
このエッセイが死んだと思ったか?何度でも甦るよ。
ぼちぼちやってやっていこうか。
いやほんと、やる気がないわけじゃないよ。でもちょーーーっと、燃え尽きが激しいのは事実。人はそれをやる気がないと言う。
世界がコロナにまみれる前、私がこのエッセイを始める直前まで、私は基本的に遊び歩く日々を送っていた。美術館、コンサート、観劇、旅行、習い事。日本国内おふざけ度ランキングがあれば上位一割には入っていると思う。
なんとなく小説を書こうかなと思い、コロナでそれが後押しされ、そろそろ収束に向かっているであろう今日この頃。
一定の結果を出し、そして壁にぶつかる……ここで簡単に乗り越えられたら私は私になってませんからね。全てが面倒臭くなって成仏しそうなのは当然よお。
それはさておき、とうとうこのエッセイが現実バレした。小説が漫画になる旨を伝え、決定的な事は言わず、さりとてその気になれば調べられるぐらいの情報だけ伝えると、彼女は次に会話したとき私を見つけたと言った。ちなみにこのエッセイまでたどり着いたらしい。なんでだよ。
ちなみにコミカライズ予定の……えー、私はこれを「ルルフィーナ」と呼んでいるが、「元悪役令嬢、巻き戻ったので王子様から逃走しようと思います!」略して「巻き逃げ」は私っぽいらしい。(読んだ他の作品は私っぽくないものもあったらしい)詳細は恥ずかしくて聞けず、とりあえずほうじ茶でお茶を濁した。もしかして現実バレの度にこの羞恥プレイを繰り返すの?
※タイトル合ってるよな?
既存の知り合いに報告するかしないかの微妙なテンションだったので(宣伝した方がいいのはわかりきっているが、へーこんな事を考えてんだと思われるのが恥ずかしいのだ)スッキリしたようなしないような。とにかく、その後は「読者の存在を個として認識してしまうと本当の事が言えなくなるよね」的な話をした。
本音を言ったり同好の士を探す場所であったインターネットは、逆に広大になりすぎて本当の事を言ってはいけない場所になりつつある。好き勝手に書いていた感想などが、それを読む相手の顔等々を思い浮かべると、どうしても守りに入らざるを得なくなる。
そんなオブラートに包んだ事を言うぐらいならもう何も言わなくていいじゃん……て話だ。
やっぱり人間はいい奴も悪い奴も頑張り屋も怠け者も考えることは同じなわけだな〜。
ということは巷で囁かれている「なろうからデビューしても八割ぐらいは一作で消える」ってやつは、私と同じ「あ〜もう到達したわ〜」系の気持ちの人がたくさんいた結果であり、このエッセイがネットの海を漂う限り未来のなろう作家がこれを読んで「あー書籍化目指してて力尽きたエッセイの亡骸だ〜」って思ったりするんだろうな。
※そもそもまだ書籍化してませんでした。私のポジションって一体何?コミカライズ作家?
おーい、見ているか、そこの君。「長く続けられる趣味を見つけたし、一つの結果が出ても満足しないで次に行くぞ!と考えていた。自分がこんなところで燃え尽きるなんて少しも思わなかったよ!」とでも言い残しておこうか?
人間は変わる。もしこの一年でなろう内での自分のポジションがちょっと変わった人がいたら心あたりがあるだろう。知らなかった自分であり、変わっていく(正しくはヘタレていく)自分を客観的に見つめるのは悲しい。
そんな感じで、ぶっちゃけると昔ほどの夢や希望は、もう、ない。ここが脱落しそうポイントの3コーナー目ぐらいにちがいない。
夢が広がる人はそのままでいてほしいし、もういいかなーと思う人は私がくたばるまでは頑張ろうよー、一緒にさ。
と言うわけでエッセイは続く。私は適当なので二部の終わりに何を書いたか忘れたし確認することもしないが、同じ人間が書いたので辻褄は合っているだろう。
今思いついている題材としては
◆虚無小説について(虚無っぽい小説を書いて完結させた話)
◆インプットについて(ウェブ小説としてのあり方について)
◆執筆環境について
◆自分の型がなかった話(童話の話と個々人の中にある自分テンプレの話)
◆疑う心について
ぐらいですかねぇ……。




