10月雑記⑦終わりに近づき思うこと
夏の間中、志だけは高くずっとうだうだしていたわけだが、鬱々ループも永遠には続かず、書かないことには終わらない。
ブクマが剥がれるとやる気がなくなる、と言うのはなろう作家なら大体の人はわかるだろうが、そこを乗り越えて完結が近づくとそれはそれで「これでいいのかな?」病を発症してしまう。多分このダブルパンチを喰らってエタる人が多いのではないか。
私も一般的な例に漏れず「後半に重い展開を持ってくる」をやりがちで、重い展開→ブクマ剥がれ→テンション下がる→悩みだすのお決まりパターンを辿っている。
これを避けるためには「最後を決めておく」が重要と思われがちだが、決めうちして書きはじめても悩む時は悩むので、完全に回避するためには最初っから全部書いておくしかない。はいできないね。
もはや完全にあきらめモードに入っているが、インターネットをやめろ!! の回で書く生活のリズムをなんとか取り戻したので、強く生きていきたいものだ。
書くことは書く。書いていると本気で「なんだこれ……?」と思うのだが同時に「もうなんかわかんねえけどこれでいいや……」となる。
小説を書く事を諦めないがクオリティに関しては妥協してどんどん次へ行く。それが大切だと思う。
今は、苦しいけれど乗り越えられる……と思っている。苦しい時はカロリーを摂取して運動してお風呂に入って寝ると回復する。
自分の小ささを知って大人になった……よりは、純粋に「そもそも小説を書くのが下手である」と言う事に気がついた、のはある。なんと言っても私は基礎がない。
メンタルが落ち着いたところで別に書くものが良くなったりはしないのだが、ようやく書けなくて当たり前、と言う感情と折り合いが付いた気がする。
テンプレは書きやすい。大体の人は、テンプレを抜けたあたりで何を書こうとした、書きたかったのかわからなくなる。
下駄を履いていたことに気がつくのは、そこだ。
恐れを知らなかった新人時代を抜けて、自分の本当の実力と、先を行っている他者との距離感が分かりかけてきて、ようやくスタートを切るのかもしれない。
長編を書くのは大変だ。舐めてました、申し訳ありません。私にも書けるとかほざいてマジすいませんでした……。
もしテンプレを毛嫌いしている人がいたら試しにやってみてほしい。いろいろ得るものが……多分あるので。
書き始めての15ヶ月弱の出来事は、まるっと「なろう作家が喰らう洗礼」のテンプレなのだと思うし、多分これからも「そう」なのだと思う。
ちなみに連載はまだ書き終わっていない。いや、あと本当にもうちょっとなんだってば。このエッセイが投稿される頃には最終回まで予約投稿されてるはずなのよ……。
とにかく終わりに近づいている。そろそろ次回あたり、作品を完結させるまでの間に気がついた事などをまとめていこうと思う。
まとめ
小説を書くスキルがないことに気がつくのに一年かかった。一年ぐらいやれば大体のことには耐性がついて悟り期に入り始めるのでとりあえず続けると吉




