10月雑記①インターネットをやめろ!!(上)
書くのがめんどくさい。と言うか、私はネットサーフィンがとってもとってもとっても大好きなのである。小説を読み書きするよりTwitterの方が好きである。
しかし動画は全く見ないしソシャゲも音を消してやっているので、自分の性質として「文字」を求める傾向が強い、と言うのは間違いないと思う。
インターネットが大好きなのだ、放っておくと10時間ぐらい画面にかじりついている。幸せではある。しかしそうも言ってられない。生産しなければならない。
Q:どうしたらいい?
A:インターネットを物理的に遮断しろ。
物理的に遮断……ありそうでなかったその状況。いいでしょう。やってみようじゃありませんか。見せてやりますよ、インターネットのない世界ってやつをね。
WiFiのルーターをコンセントから引っこ抜き、イザ!!就寝!!!!
スマホの光を遮断し、ダラダラインターネットをやめる。
熟睡して、次の日は朝日と共にスッキリ⭐︎余計なことにエネルギーを使わないのでバリバリ執筆できちゃうぞ⭐︎
とでも思ったか?
4時半に目が覚めた。3時間しか寝ていない。私は一度寝ると朝まで起きない。つまり熟睡できていないのである。しかも夢の中でTwitterをしていた。
そして、夢の中でフォロワーがそんな時に限って重大っぽい話題を持ちかけてくるのである。
そうなると、現実でも速攻ネットに繋ぎたくなる。実は予知夢で本当にTwitterランドで何か面白いことが起こっている、かもしれないのだから。
二度寝しようと思っても、どうでもいい妄想が頭から離れない。しかもちょっと眠い。最悪すぎる。
仕方ない、起きよう。
こうして私のインターネット断ち生活初日は最悪のスタートを切った。
とりあえず、頭が働かないので朝一発目に起きてこのようなことを書き綴っている。
木曜は休み。喜ばしいことに、土日の出勤もない。四日間のうち、三日は休みなのである。ちょー暇人じゃん。
ここでできなければ、もう本当の本当に小説書く才能ないんちゃう? ぐらいの覚悟で臨むよ、私はね……!
とは言っても「書ける日」と言うのは起きてすぐ1500ぐらいはいけたりするもので、寝起きがパッとしない日は基本的に何をやってもダメだ。
書いていれば何かを思いつくかもとすがるような気持ちでこの文章を書いてはいるものの、いいアイディアが思い浮かばない。
連載の本編と、後で付け足すための追加のエピソード。次に書こうと思っている三作品のどれか。完結と同時に出そうと思っている短編。年末年始に出したいと思っている過去の作品の後日談。エッセイ。止まっている連載。
こう書き出してみると、完全にキャパオーバーなのである。
私みたいに「書きたいアイディアだけはいっぱいあるけど執筆に集中できない人」はオタクに結構いるような気がする。
アイディアがあるのと実際に書くのって全く別の事柄だもんね。
ここまで書いて、まだ1000字もいっていない。やばいな。1000文字というのは、スクロールすればあっという間である。私はたったこれだけの文章を打つのに手間取っているのかあ……などと、しょんぼりした気持ちになってくる。
指を動かすものの、まだ何を書くかは決まっていない。
どうしようか。普通に考えたら、連載を書くのが正しいムーブメントに違いない。でもそれが嫌だから今こんなんなってるわけでしょう〜?
思考がまとまらない。脳の休息が足りていないが、どうせ睡眠時間があってもなくても昼寝はするのである。午後は何できないんだから、今のうちに成果を稼いでおくべきだね……と思いつつ、作業を進める。おっ、のってないけど意外と書ける……?
というわけで、一時間で4000字書くことができた。エッセイと、連載と、年末年始用のやつの合計である。
時刻は午前6時半。これは希望が出てきた……と喜びつつ、休憩を45分取ることにする。
もちろんインターネットがないので、休憩といえばガチ休憩である。
45分タイマーをセットして……ベッドに横になる。いい感じに朝日が顔に差し込むはずである。
次に目が覚めたのは、10時であった。普通にタイマーセットするの忘れた。雨かあ……6時の段階で明るくないのに違和感を感じておくべきだったね。
いい感じに推移して「午前中に1万字くらいいけるんちゃうこれ!?」と思っていたので、ちょっと凹んだ。
しかし、気を取り直して続きを書く。これで睡眠時間を7、8時間取ることができたし、かの速筆で有名な西尾維新は5000字ずつ書いて仮眠を繰り返しているらしい。
……おっ、書けるぞ。インターネットをしないだけで、こんなに集中力が続くとは、驚きである。
一時間で、3330字。さっきはエッセイの部分を書いていたことを含めると、これも、かなり……良いのではないだろうか。
何しろネットがつながらないので、ちょっと眺めて休憩しようかな、とならないのである。
そして休憩……また目を閉じてベッドに入る。
この後は、スーパーへ行き、昼食を食べ、眠くなったところに新規入会したばかりのスポーツジム(なんと、このご時世、最悪のタイミングでまっさらピカピカのスポーツジムができたのである!)へ行ってサウナで「整う」を目指すのだ。
これは完璧すぎる布陣である……と妄想している間に、あっと言う間に40分が経過した。インターネットをしないからと言って、時間の経過が遅くなると言うことはない。
正午で8000弱という、久々にいい感じの数字を叩き出したものの、午後は19時ぐらいまでもう何もしないのがお決まりのパターンである。
本当に効果があるのかないのか、判断すべきはここからなのである……!!
時刻は13時。11時20分ごろに一旦執筆をやめ、休憩に入り、スーパーへ行き、昼ごはんを食べるなどをしているとあっと言う間にこの時間である。
執筆2時間に対して仮眠と休憩が5時間半。やはり人間、一日中勉強するとか執筆するとかの脳みそを使う作業はそんなにできないものである。受験勉強で一日10時間とか絶対無理だと思う。
この後はダラダラして、部屋の掃除をし、ジムに行きほんのちょっと運動して、サウナに入る。そうすると、もう18時くらいになっているので、もうちょっと書いて、夜は見直しをして、お好み焼きとナスの揚げ浸しを作る。
……などと考え、ちんたら書いたり、ジムに行く準備をしているとあっという間に14時半である。時が経つの早すぎないか?今日1分もネットサーフィンしてないんだぞこっちはよ!?
しかし、書けることは書いた。なんと、10500字である。素晴らしい!たとえエッセイが二割を占めていて、肝心の一番大事な連載が800字しか進んでいなくても、である!
インターネットのない世界最高。これを読んでいる人は今すぐルーターのコンセントを引っこ抜いてスマホの電源を落として執筆しましょう。
まとめ
◆インターネットがない所に行くとめちゃくちゃ集中できる。




