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7月雑記④ ブクマが剥がれる前に駆け抜けろ

 

 ようやっと重い腰を上げて更新する気になってきたのでついでにこちらも更新しておく。


 エッセイは書き溜めして後で眺めると「なんだこいつ」となるし、投稿した後も「もうちょっとうまく書けたな」と思う。まあしかし、過去の私がOKしたんだからもうこれでいいだろう。


 私はありがたーい助言により、なんとかやる気をふるい立たせた。


 執筆は続く。一応、下書き……プロット……のようなものはあるはずなのだが、書きながら修正をしていくとほとんど使い物にならない。


(ボツ展開を先に潰す、と言う点では役に立っていると思うが)


 ありがたいことに、ポイントは伸びている。更新するとPVが跳ね上がる。


 読まれているのだと思う。


 毎日、数万人の人が私の書いた小説を読みにくる。


 それはすごいことだ。


 最初の頃は読者がいなくて、1日のPVが100あればいい方だった。


 それを考えると凄まじい伸びである。


 しかし。インフレが極まってくると、だんだん感覚が麻痺してくる。


 最初の頃の感動は薄れ、思考が緩慢になっていく。


 読者を増やすためには、ランキングにいなければ見つけてもらえない。


 残留し続けるためには、毎日更新して評価ポイントで食いつながなければいけない。


 ブクマが50件増えても、100ポイント「にしか」ならない。少なくとも100位以内にいるためには、評価ポイントを40ぐらい稼がねばならない。


 それを毎日しなければいけないのだ。「毎日」ランキングに入るかどうかの勝負をする、1話ごとに読者のジャッジを受ける。


 評価をすぐにもらえる短編と違って、連載はブクマ勝負なところがある。


 1日に50から80ほど増えていくブクマ。そろそろ、ランキングから新しい読者を求めるのも限界だろう。


 ブクマの伸びが止まったら?


 ブクマ剥がれが目に入る。


 剥がれを見るとどうなる?


 見捨てられたような気持ちになる。


 毎日の数十件の、数千人の読者がいる喜びよりも、更新した瞬間に剥がれる1、2件のブクマの方がよほど精神に影響を及ぼす。


 これは全く、合理的ではない。しかし、これは割と普遍的な現象だ。


 利益と損失に対する感情は非対称。100円儲かるより、損する方が悲しいのはなんだかプロスペクト理論だとか、ノーベル経済学賞とかそんな感じで実証されている。と思う。


 この苦しみから逃れる方法はたった一つ。


「読者が正気に戻ってブクマを外す前に勢いで終わらせる」


 これだ。停滞すべきではない。結果は勝手に出る。


 書きもしないで、アクセス解析を眺めていても得るものはない。


 書かなくてはいけない。書かなければ、得られるものは何もないのだ……。


 今はまだ「とりあえず何もしなくてもブクマが増える」フェーズにいるので、ブクマが剥がれてもそれに気がつかない。評価を取り消す奴はそうそういない(と思う)がブクマは簡単に剥がれる。


 妖怪ブクマ剥がし出るその前に。何とかしてもっと話を先に進めなければならない。


 ※ネタバレになるが、この文章を書いた時は本当にそのつもりだった。しかしその後見事に集中力切れで更新停止してしまい、もちろんランキングから落ちたので再開してブクマが剥がれるのが嫌すぎて心が痙攣しそうになっている。


 打開策として「今のブクマから減っても、停止前のブクマ数まではセーフ(放置中のブクマはあぶくブクマとしてなかった事にする)」事にしてなんとか心の平穏を保っている。


 今現在は「連載開始前からここは絶対にこうすると決めていたラストが急に疑わしくなる」


 と言う完結させるタイプの作家にありがちなアレに悩まされている。


 そんな感じで中流作家にありがちなネタは今後も続く。

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