伝家の宝刀、婚約破棄!(とざまぁと悪役令嬢)②
さすがの私もここまで自分に都合のいい妄想しねーよ。レベルの現実が押し寄せています。
引き続き、書き残していた過去の記録を載せます。2話を投稿するのにジタバタしていた頃です。
◇◇◇
私は悩んでいた。
「何時に投稿すべきか?」と。書き直しはしないことが決定している。なのにまだこの体たらくである。
当初の予定通り同じ8時に投稿すれば良いだけなのだが、変な所にこだわる性格がここで出てしまった。さっさと投稿して、他の執筆に取り掛かるか、部屋の掃除でもすべきなのは重々承知の上だ。
だって、ブクマが100件行ったら、このエッセイは「祝! 底辺脱出! 第一部完!」として、二部に移行する予定なのだ。今はその瀬戸際にいる。多分。
「や……やらかした時の自虐ネタとして、先に①を投稿しておこうかしらぁ!?」
一瞬、不評だった時の保険としてそんな事を思いついた。
しかしその手は使えない。私は「30日何かしら投稿するチャレンジ」の真っ最中。
スケジュールが大体決まっていて、1日、3日、5日に『島流しにされましてよ』を投稿し、4日には『タピれない〜』を投稿するつもりなのだ(そしてエッセイは2日に投稿済み)。
『タピ〜』の投稿はもう一月近く滞っている。しかもそれに特に理由はない。このままエタったと思われて数少ない読者が離れていっちゃたまらない。じゃあもっと頑張れよ、とは自分でも思っている。
「一日にストックから2回更新したら、後半のスケジュールが破綻しちまうよ。だって3話までしか完成してないし……」
そここだわる所か?と読者の皆さんはお思いでしょうな。しかしまあ、私なので仕方ない。
1話あたり、推敲するのに2時間はかかる。私のマイページにあるのはストックと言う名の下書きでしかない。ここでためらってはいられない……と思いつつ、判断は明日の自分に任せて寝ることにした。
翌日。投稿をはじめて三日目である。
「100ポイントになってる!」
ブクマは30件に到達した。3倍にしても100にはならないが、自分にしては異常なスピードである。やはり流行には乗っておくものである。
「仕方ない、投稿するか……」
予約投稿をやめ、8時を過ぎてから投稿。昨日よりpvの伸びが良かったので安心して仕事をする。
夕方確認すると、ブクマが60ぐらいになっていたので自己肯定感が高まる。1話と2話で許されるなら、最終話も多分許される。
「ンンーーっwこれは完結したら、もしかしてもしかするかもね!?」
私はその夜、ご機嫌だった。2話を投稿して、ブクマが40件も増えた。この調子なら、本気でブクマ100件を達成出来るかもしれない。
ちなみに最終話はまだ完成していない。それなのに私は何を思ったか、なろう にログインして人様の作品のアクセス解析を確認し始めた。
「100ポイント前後の作品はたくさんある……けど、完結した作品で数百ポイントってのは半分より下な訳だ」
短編含め完結した作品が17000あるとすれば、そのうち100ポイント以上は約7800。そのうち1000ポイントを超えているのはほぼ5000。「ポイントが高いから完結できるのだ」と言えなくもないが、この事実は改めて私をがっかりさせた。
ポイントを伸ばす機会はあと一回しかない。そもそも今のポイントだって、「3話で完結する」期待値を織り込み済みなのかもしれない。
私は直近の完結作たちを眺めた。ランキングに載ったことのあるような作家でも、他の作品は数百ポイント、と言う事も十分にある訳だ。
別にブクマが100件になったところで何も変わりはしないが、直近の目標にしているため、このチャンスを逃したらちょっとツラいかも……とまたネガティブな感情が顔を出すのだった。




