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多分このエッセイもすっげーつまらない

 

 タイトルの通りである。私は底辺なろう作家。名前は上に書いてある。


 私も、例に漏れず「これなら私にも書けそう」と思って筆を取った一人だ。小説を書き始めてはや半年、私は底辺である。


 どのくらいかと言うと、異世界恋愛カテゴリで約15万字の作品を完結させても、総合ポイントが100にも届かない。そのくらい底辺だ。別に誰からも「お前の小説はつまらない」とは言われていない。でもきっと、私の小説はつまらないのだ。


 よく、「なろうではほとんどが100ポイント以下」と言うし、実際に9割ぐらいはそうだ。しかし、それは数話投稿してエターとか、短編とか、元々マイナージャンルとか、そういったものだろう。私の様なガチ底辺とは違う。


「何がいけないんだろうなあ……」


 私はこう思った。多分他の作者も思っているだろう。日本語がおかしい……?いや、私以外にも日本語の怪しい作者は結構な割合でいる。問題はそこではない。おそらく、話がつまらないのだ。アクセスはあるけれど、誰もが私の作品からそっとブラウザバックして立ち去っていく。あるいは流し読みして、「ふーん」と言った後、評価もブックマークもせずに去っていく。私も散々してきた事だ。


「うーん」


 私は今日も、アクセス解析を眺めている。PVはある。しかしポイントは増えない。これでは、「読まれていないから、ポイントが入らない」と言う言い訳が全く通用しない。見られているのに、そこにあるのは「無反応」なのだ。それは逆に悲しい。無反応を通り越して否定すら感じる。


 上にも書いた通り、私は読み専の時はブクマもしないし、評価もしなかった。感想も書かない。自分の中に、「ああ、面白かった」と言う気持ちがあるだけだ。ごく稀に感想を書こうかな、と言う時もあるが、大体は「私が書かなくてもいっか」となる。なぜなら読んでいるのは既にランキングに載っている作品なので、ポイントも感想も十分にあるからだ。


 更新しても数百PVの自分なんかが、評価される訳ない。その事を、半年前の私は知らなかった。


「国語の成績良かったし、イケるでしょ」


 こう思っていた女がどの様にして半年間を過ごしたのか、これから「自分にも書けそう」と思った人の為に書き残しておこうと思う。



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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして! 現在ランキング上位入りしている作品がいたく面白かったので(ポイントしっかりとポチりました)、他にどのような作品を書かれていらっしゃるのだろうかとたどり着いた先に、このシュール…
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