2/3
休日
晴れ渡った空の下、僕は自転車をこいでいた。
心地よい温かさだ。
今日と明日はバイトが休みなので、たまに行く神社へと向かっていた。
平日の昼間とあって、車の通りも人の通りも疎らだ。
途中のコンビニではおやつに大福とお団子のどちらにしようかと悩みつつも、
ごま団子と炭酸飲料に決め、レジを済ませた。
「ここはいつ来ても落ち着くなぁ。」
あまり大きくはない、地元の神社。
小さい頃から来慣れてるこの境内の中頃の、
石碑の前の階段に僕は腰をかけた。
買ってきたお団子を食べつつ、ぼーっと遠くを眺めていた。
神社の横の道路には、どこかへ行く軽トラックや犬の散歩中のおばあちゃんがたまに通る程度であった。