訪れた知らない人~その後2~
これは、美香が現夢界から帰ってきてからの話。
「美香〜。久しぶりだね。悪い人に誘拐されたって、聞いたんだけど、大丈夫?」
「誘拐されたんじゃなくて、現夢界に行ってたんだって。」
「現夢界?なにそれ?」
「魔法が使えるところだよ。」
「魔法ー?どこかで頭打った?それとも、熱でもあるの?」
「本当なんだって。信じてよー。」
「いや、信じたいけどさ、魔法って…信じ難いよ。」
「まあ、そうだよねぇ…じゃあ、魔法について教えてあげるっ。魔法は大きく分けて、火、水、植物、風の4つあって、想像力が大切になってくるの。」
「つまり、想像力がないと、魔法は使えないの?」
「そうゆうこと。それでね、代々魔法っていうのがあって、家族によって、変わってくるの。私の友達は時間、光、音、重力だったなぁ。」
「その8つだけ?ほかにはないの?」
「あるんだけど、この他は、想像力がある人だけが使えるの。」
「うーん…なんか、色々あるんだね。信じ難いけど…」
「多分、いつか、メールが来るよ。」
「まじか。じゃあ、その時に私のメアドも登録してもらおう。」
「ゆいかのこと知らないと思うけど、登録してくれるかな…ま、頼んでみるよ。」
「やったね。んー。でも、ほんとに信じられない。魔法の世界なんて。」
「私も初めは疑ったよ。魔法使いですっなんて言われても、ね。」
「かっこいい人いた?」
「うん。いたよ。恋のお悩み中でした。」
「好きな子いるんだー。叶うといいね。」
「そうだね…でも、邪魔する子がいるからどうなるかな。」
「邪魔って…その子のこと好きなの?」
「いや、多分、無意識なんだと思う。」
「そんなことありえるのか…すごいな、現夢界は。」
「悪魔も普通にいるしね。すごいとこだよ」
「あ、悪魔ぁ?」
「それで、悪魔に捕まっちゃったのー。」
「捕まっちゃったのーじゃないよ。大丈夫だった?」
「大丈夫だよ。皆が助けてくれたから。あ、それでね、私の涙には怪我を治す力があったのだ!」
「え。美香も魔女だったの…」
「違うよ。多分。」
「多分て…」
「どう?信じてくれた?」
「なんとも言えないね…メールが来たら信じてあげるよ。」
「多分来るよ。天才がいたからね。」
ちょうど、チャイムがなった。先生が入ってくる。
「久しぶりに皆揃ったな。それでは、授業を始めよう。」
その後第二弾(*゜▽゜ノノ゛☆パチパチ☆♪
話相手はなんと、ゆいかちゃん。詳しくは私のもうひとつの作品、『中距離恋愛』を読んでくださいね。まさかのコラボです(笑)
秘密の魔法は、もうこれ以上書くつもりはありません…というか、ネタが…ネタが思い付けばまた書かせてもらいます。
それまで待っていてくださいね(`・ω・´)
そろそろ第三作品を書こうかと思ってます。読んでもらえたら嬉しいです。お楽しみに