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秘密の魔法  作者: ゆーら
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【最終話】訪れた知らない人~9~

今日は美香が人間界に帰る日。

「あ、あのね、皆と離れるのはほんとやだ。でも、出会えてよかったとは思ってる。それでね、現夢界の文字はわからない。だから、日本語だけど、書いてみたの。だから、冬希くん、日本語を現夢界の言葉に訳して欲しいの。お願い。だから、この手紙で私のこと、忘れないでね。」


こうして、たくさん話したあと、美香は人間界に帰っていった。


冬希はたくさん本を持っていたから、すぐに訳すことができた。

「誰から訳す?」

「じゃあ、私から!」

手を挙げたのは玲奈だ。玲奈が冬希に手紙を渡す。

「じゃあ読むよ」

「ちょっと待って!


咲良が命じる。音の精霊よ、私に力を恵んで!


冬希くん。声出してみて」

「あー。あれ、美香さんの声だ。」

「この方が雰囲気出るでしょ。」

「じゃあいくよ。

『玲奈へ。足は大丈夫ですか。私は魔法が使えない身です。あれはなぜ治ったのかわかりません。また怪我が出てきたりしたら病院行ってね!玲奈は初めて会った私に家を貸してくれたりして、ほんとに助かりました。このことは絶対忘れません。ありがとう(o^^o)』」


「美香〜絶対美香のこと忘れないよー!」

玲奈が意味もなく叫ぶ。


「今叫んでも意味ねぇだろ。」

「でも、届いたらいいなぁ。なんてね。」

「次は私の読んでよ。」

「うん。いいよ。」

「なんか、違和感あるね。」

「美香さんの声だからね

『咲良ちゃんへ。咲良ちゃんがお城で私を守ってくれたとき、すっごく嬉しかったです。安全なところに行った後もずっと色々な魔法を試して私に少しでも楽をさせてくれました。ほんとに咲良ちゃんは人の事を思ってて、優しいんだね。他の人にもその優しさを分けてあげてね。それじゃ、バイバイ(`・ω・´)ノ』」


「咲良、そんなことしてたのか。」

「美香ちゃん、しんどそうだったんだもん…」


「次は流星のにする?」

「お、俺は、一番最後でいいや。嫌な予感がする。」

「じゃあ、僕だね

『冬希君へ。冬希君には一番感謝してます。冬希君がいなかったら私は皆に会えてない。それに、この手紙を読んでいるということは帰るのも成功したんだろうね。これからも魔法頑張ってね。あ、お兄さんによろしく。あと、私のメールアドレスを同封しておきます。いつか、メールが来ることを待ってますよ(*´∇`*)』


これは、英語かな。あとでやってみよう。」

「メールできるようになったら言ってね」

「もちろんです」


「最後、流星だけど、どうする?」

「冬希、これ、俺でも解読できる?」

「うーん。1日かければ。」

「読んでください。」

「『流星君へ。私を助けてくれたとき、進んで行ってくれたそうで…ありがとう。少しでも遅かったら、多分死んでた。あ、最後、無理やりさせてごめんなさい。でも、頑張ってね。冬希君に頼んだんだけど、メールで報告待ってます。いい方向に向かえばいいね!応援してますよ(*≧v≦)』」


「これ、どういうこと?特に後半。」

「あー。いいのいいの。君達三人には関係ないっ!」

「気になるけど…まあ、流星君が黙っておきたいならいっかぁ。早く、冬希くん!めーるっていうものできるようにしよ!」

「僕、メールって何かわからないからそこから調べないと…」

「私知ってるよ!メールっていうのは電波があるところで、メッセージを送るものだよ!」

「電波…それは人間界に届いてるのですか。」

「美香のスマホっていうのでは、できてたけど…電波ってよくわかんないからわからない。」

「可能っていうことがわかるだけで十分です!早速取り掛かりましょう」



さぁ、玲奈達はメールをすることが可能なのでしょうか。冬希の天才脳ではできるかもしれませんね。でも、この話はまた今度にいたしましょう。

おしまいです。この話、書いてて楽しかったです。私はファンタジー系の物語が好きで、読む本は、魔法が入ってるのがほとんどです。それが書けて良かった。

今回は、恋愛要素入れないでおこうと決めたはずなのに入れてしまう。やっぱり、私は恋愛系が好きなのかもしれませんね。流星君の恋は実るのか!!ご想像にお任せします(笑)いやぁ。咲良ちゃんがちょっと邪魔ですね。ただの天然なのか、阻止しようとしてるのか…ここもご想像にお任せしますね(笑)天然であって欲しいですね。


さて、皆はどのキャラが好きですか。個人的に流星が好きです。イケメンなら尚良しですね(笑)

「俺は、イケメンだ。」なんて言ってたりして。「私達は好きじゃないの?」とか玲奈が言いそう。皆好きですよ。一人一人好きなキャラです。颯治さんもアルも好きですよ。


前の作品でも言いましたが、ハッピーエンドが好きです。どうしても人や悪魔を殺したくなかった。すっごく悩みましたね。殺しちゃうのも嫌だけど、どうやって逃がそう。ほんとに悩みました。前から構成も、どの魔法を使うのかも決まってたのに、そこだけ決まらず作業ストップ状態でした。

構成は決まってましたが、ネックレスが美香を守ってる役割にしたのは書いてる途中です。危機感と美香の弱ってるのを入れたかったところ、こうなりました。


後書きって、楽しいですね(笑)

次の小説の題材も少し決まってます。書くかわかりませんが…(笑)

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