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秘密の魔法  作者: ゆーら
12/18

訪れた知らない人~5~(side玲奈)

あれ?美香…どこ…

美香と一緒に寝てたはずなのに美香がいない。家中探したけどいない。どうしよう。ま、まずは流星に相談しないと。

「りゅーーせーーーいっ!!」

「うっせーな…どうしたんだよ」

「美香が、美香がいない!」

「そんなわけ無いだろ。」

「ほんとなんだって。たまには、私を信じて」

「とにかく、お前の家行くから待っといて。」

「うん。玄関開けに行く!」


「お前らが寝てた部屋どこ。」

「こっち!」


「この手紙なに?」

「え?手紙?なんだろう」

「封筒が黒い…ということは悪魔からか…」

「あ、悪魔?中は?」

「『美香は預かった。別に手を出す訳ではない。何もしなければ、だがな。返して欲しければ、悪魔界のロック城に来い。』ロック城…てことはアルか…めんどいことになったな。」

「ロック城?アル?わからないことが多すぎるよ。」

「お前、授業聞いてんのかよ…」

「ごめんなさい…」

「ロック城というのは、悪魔界にある小さい城なんだけど、そこに住む悪魔がアル。アルは中級悪魔でそれなりに強い。以上。」

「そんな…どうしよう…」

「まずは、咲良と冬希を呼びに行くか…」

「そうだね。」



「美香ちゃんがさらわれた?嘘でしょ…」

「誰か嘘つくかよ。」

「場所はロック城…早急に向かう準備をしよう。」

「いや、準備なんていい。俺らは何ができると言っても魔法だけだ。もういい。行くぞ。冬希、魔法頼む。」

「はいっ


移動する力よ、僕に力を!」


こうして、私達四人はロック城に移動した。


悪魔界は暗い。

「ちょっと待っててね。


玲奈が命じる。光の精霊よ、私に力を!」

光が灯る…はずだった。

「無理すんな。」

「ごめん…」

「玲奈ちゃんは代々魔法まだ使えないんだから…」

「しょうがないな…

火の精霊よ、僕に力を貸してください」

冬希が木に火を灯す。

「よし、進もう。」


私、力になれるかな…

足手まといにならないかな…


自然と足が止まる。

「おい、どうしたんだよ。行くぞ」

「ううん。私、ここで待っとく…」

「どうしたの玲奈ちゃん」

「私が行っても足手まといになるだけだよ。」

「僕だって水の魔法が使えません。でも、足りないところは補えばいいんですよ」

「私なんて何もできないんだよ。私だけが使える代々魔法だって…」

「玲奈ちゃんは火の魔法得意じゃない!」

「火の魔法なんて、誰だって使えるよ」

「お前らしくねぇな。お前の火の威力は異常だ。その異常がいいこと起こすよ。それに…お前が来ないと…困る…」

「そうだよ。玲奈ちゃんも大事な友達の一人なんだから、一緒に来てもらわないと。」

「本当に…行ってもいいの?」

「もちろん。というか、僕は君の火の魔法が必要な気がするんだ。」

「うん…じゃあついてく。何かあればほっといていいからね」

「誰がほっとくの。ありえないでしょ。」

「とにかく行くぞ。何が起こるかわからない。早めの方がいいだろう。」

「うん。ごめん。急ごう」


どうなるかわからないけど自分の実力を出すだけだよね


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