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龍の掟  作者: 氣赦烙
高校生活開始の式
8/50

クラスメイトとおかわり

授業が終わると皆帰る準備をしている。


「えー、では今日は配るものがあります」

先生は生徒たちに紙を配った。

配り終わるとホームルームはこれで終わりのようだ。


「起立、礼」


皆が学校から帰っている。

「空歩!帰ろ!」

「ああ、希も途中まで行こうか」

「あ、はい!」

三人で駅まで帰っていった。


「またね!希!」

「はい!またね!麗羅ちゃん!空歩くん!」

麗羅と空歩の二人になった


駅で電車に乗ると二人で話している

「今日は昼までで嬉しいね」

「そうだな」

「あ!バイトどうする!?」

「ああ、バイトか。ここら辺あるのか」

それに対して麗羅はバッグからバイトの広告から雑誌まで手にズラッと出した

空歩は小声でお、おぅ…と言った

「ここら辺ではこの前行ったファミレスとかコンビニ、あ!郵便配達なんかもあるよ!」

麗羅はウキウキだ。

「うーん、そうだなー」

麗羅から雑誌を借りて一緒に見る二人。

「ここなんてどうだ?」

空歩は1つの店を指さした。

「喫茶店!見た目もいいし綺麗で料理も美味しそう!」

「あぁ、どうかな?」

「うん!ここにしよ!」

二人はここに決めた。

名前は「cafe Blatt」

「じゃあ今日にでも電話してみよ!」

「ああ、それじゃ面接の練習しないとな」

「わ、わたくしはよがらす、」

「今じゃなくていいよ」

空歩はおかしくて笑ってしまった

 

二人で話していると電車は目的地に着く。二人は途中まで一緒に帰った。

「じゃまたね!空歩!」

「うん、また明日」

二人はそれぞれ家に帰った

 

次の日…

 二人で駅から学校に向かっていると門の前で希が挨拶してきた

「おはよう!麗羅ちゃん!空歩くん!」

前より明る様子だ。

なんというか麗羅が押されているくらいには明るくなっていた。

「麗羅ちゃん!これ!私のお気に入りのCDなんだ!一緒に聞こう!」

「あぁ、でも聞く道具が」

その声に対して反応するようにバッグの中からCDプレイヤーを手に出してきた

麗羅は小声でお、おぅ…と言った

「空歩くんも一緒に聞こう?」

「う、うん…」

少し身体を引いて言った

三人は音楽を聴きながら登校して行った。

……

 チャイムが鳴り、昼食の時間になる。

「一緒に食べよ!麗羅ちゃん!空歩くん!」

空歩がそうだなぁと言う顔で言った

「場所どうする?俺は外がいいんだけど」

「私はどこでもいいよ!」

麗羅が空歩に言った

「じゃあ中にするか」

そういうと三人は椅子と机を合わせた

三人ともお弁当のようだ。

「希、今日なんか明るくない?」

単刀直入に麗羅が聞いてみた

希はギクッという音が体から発された

ちょっと恥ずかしそうに麗羅に耳打ちした

麗羅はフフフッと口を押えて笑った

空歩は?という顔をして二人を見た

「希って可愛いね!」

希は麗羅をポカポカ叩いた

 

その翌日…

 今日は斎龍寺から一閃の依頼をうけている

「おはよう!空歩!麗羅ちゃん!」

「おはよう、希」

「おはよう!希!」

三人一緒に門をくぐる。

その時!

「れ、い、ら、ちゃーん!」

麗羅に飛びつく女性が一人。

「き、希翠!あんたなんでくっついてくるの!」

「それは!私があなたの永遠のライバルだからよー!」

この翡翠色の髪の女性は希翠鈴音。

麗羅達とは同じクラスで麗羅の永遠のライバルを自称している。

「そして!あなたのお姉様なのよー!」

…お姉様も自称している

「あなたみたいな姉はいない!」

「私はいつでもあなたのお姉様よー!」

門前で大きな声を出している。

鈴音は昨日頃から麗羅に付きまとっている


時間が過ぎ、お昼。

「麗羅ちゃーん!ご一緒いいかしら!」

一緒にご飯を食べることになった

「なんか大変そうだね」

希が麗羅に耳打ちした

「そんなこと言ってないで助けてよー」

昼までずっとこんな感じだ

「外でいいか?」

空歩以外の三人がはーいと言った

 

「じゃあ、俺は購買でなんか買ってくるから麗羅と希翠と希は場所取りをお願い」

空歩は今日は買って食べるようだ。

「わ、私のお弁当なら少しあげるよ?」

麗羅はお弁当を手にちょこんと乗せて言った

「それじゃあ足りないだろ」

空歩は笑いながら言った

「何か買ってくるから待ってて」

麗羅はうんと頷いた。

他の二人は手を挙げてハーイと言った。

 購買で品物を見ていると

「よお!空歩くん!」

朝前が声をかけてきた。

学校初日に1番はじめに自己紹介していたクラスメイトだ。

朝前は学級委員である。

「朝前、くん付けしなくていいよ」

「そうか!じゃあ空歩、何か買うのか?」

「ああ、三人が待ってるから早く決めないとなんだけどなかなか決まらなくて」

そういうと豚丼に目が止まる

豚を焼いてマヨネーズがかかってる。

空歩はよし!とこれにすることに決めた

「朝前も一緒に食うか?」

「え!俺もいいのか?」

「嫌ならいいけど?」

朝前は少し考えた

朝前は元気よく

「じゃあご一緒させてもらおうかな!」

と言った

そう言うと朝前は豚丼を買った

 

三人は屋上で待っていた。

「こら、遅いぞー」

痺れを切らして食べている鈴音

「わるい、購買何買うか迷ってさ」

空歩は麗羅の隣に座った。

「おお、朝前か」

「ははは!お邪魔する」

 朝前は空歩の左隣に座った

「空歩!卵焼きだよ!甘いやつ!」

「うん、もらうよ」

「れ、麗羅ちゃん!私のおかずとも交換しない?」

希が提案してきた

「ありがと!もらうー!」

鈴音が輪に入りたそうに

「れ、麗羅?私のこのソーセージパンのソーセージ食べる!?」

と言った

「い、いらないわよ!」

「なははは!」

朝前が大声で笑っている

(なんか賑わったな…)

豚丼を食べながら空歩はそう思った

 

下校時間…

麗羅は希と鈴音と三人で帰っていた

「今日予定があるからさ、先に帰っていてくれる?」

空歩の言葉を麗羅は思い出していた

「なによ?麗羅ちぁゃん浮かない顔して」

鈴音が麗羅に言った

麗羅はため息をつく

「そんなにあの男が大事?」

麗羅はハァとため息をつく

「れ、麗羅ちゃん?」

「え!?何?どうしたの!?」

ハッとする麗羅。

痺れを切らして鈴音が言った

「ええい!ゲーセン行くわよ!ゲーセン!」

「うぇっ!?」

そういうと鈴音は二人の腕を引っ張って駅の近くのゲームセンターに走っていった

 三人はクレーンゲーム、シューティング、パンチマシン、打ちっぱなしなどをした。

なおもハァとため息をつく麗羅。


三人はファミレスへと足を踏み入ることにした。

「ぜーんぜん機嫌治らないわ!」

鈴音はメロンソーダの入ったコップをストローでぷくぷくとしている。

「元気出して麗羅ちゃん」

「うん…」

 またため息をつきながらハンバーグをパクパク食べている。

 するとスマホに一件の通知が

「依頼終わったよ。今学校の方の駅の近くにいるんだけど」

麗羅はズダッと立ち上がり、駆ける速さで文字を打ち込み送信した。

「今三人でファミレスいるよ!」

「わかった、向かうよ」

麗羅はハンバーグをおかわりした。


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