敵陣、繁栄?
「パパー、もう観念したらー?」
「いや、観念て、それとパパって」
「え?パパでしょ?」
「う、うーん」
……
一方ザナ・ドール一番街
…一番街?
シャンシャンシャ〜ン
皆唖然と度肝を抜かれた。
「な、はぁ?」
ザナ・ドール一番街ではクーポンキャンペーンを開催中!
コココーリを買うとクーポンが付いてくる!
コーヒー無料でお試し飲みも!
寒い日にはこれで一杯!
スーパーでは…
ザナ・ドールは繁栄していた。
「あ!モカイおじちゃん!」
「おじちゃん!?」
「おおー!あたな君!お母さんとお買い物?」
「うん!じゃあねー!」
「はーい」
「……」
「…何か?」
ここはザナ・ドール、
魔界、冥界とも呼ばれる異界で、悪魔、魔族などの多種族が暮らす街が広がっている。
「あんた、ここは何なの?」
「ここは、ザナ・ドールですよ。あそこはスーパーメーカイ、ネズミの焼き物が売りで、ココナッツオイルと食べると…」
「そ!そうじゃなくて!」
「え?」
「え?」
……
「…パパー、楽しもうよー」
「んー、と、とりあえず目隠し外してくれないか?」
「んー、目隠しくらいならいっか」
その男は目隠しを外してもらった。
…やはり空歩だった。
「パパー、会いたかったよ!」
「だ、だから…ま、眩しい」
空歩は目を擦ろうとした
が、手錠をされていて、身動きが取れなかった。
「ちょ、ちょーっと目を搔いてくれないか?」
「いいよー!」
その女は目を搔いてくれた
「うにゃ〜、ありがと、うーん、所で名前は?」
「わたし?ふふーん!」
その女は空歩の前にキチッと立った
「私はウィメリア!パパ!会いたかった!」
「だ!だからパパって!」
「いいじゃ〜ん」
「じゃあなんて呼んでもいい?」
「いいよ!なんて呼ぶの!?」
「あはは、ウィメリアだからウィメでいい?」
「うはー!いいよ!いいよ!!」
「…ところで」
空歩は辺りを見渡した
「ここはどこなんだ?」
「ん〜?なんて言ったっけな?」
ウィメリアは考えた
「あ!でもね!ここは私の!部屋だよ?名前はなんて言ったっけな?」
「まぁ、いいけどさ、ウィメリアはなんでここに?」
「うーん、生まれたあとくらいにここに来たの。」
「へー、ところでさ…」
「んー?」
ジャラジャラと腕を鳴らした
「これ外してくれない?」
「んー、ダメー」
「けっー」
(う、うーん、引きちぎるのは訳ないけど、なー、ど、どうしたら…)
……
「あそこが確か主君の家です」
「た、確かって」
「よし」
「行くわよ?」
……
ピピー
「ん?」
「どうした?ウィメ」
「ちっ、…」
ガチャン!
「侵入者か」




