空歩と境地
そして、稽古も繰り返されていく。
「俺死んでくる」
「??!」
みんな気が動転している
「空歩!死ぬなんて簡単に!!」
「ああ、だから…」
「竜頭先輩!そうですよ!!いくら厳しいからって死ぬなんて!!」
「いやだから」
……
「しのきょうち??」
「ああ、稽古するならその状態がいい」
空歩は胡座をかいて座った
目を閉じて意識を集中させる。
意識の奥深く沈み、気力を零に。
何も無く
そして
死をも無く。
生も無く。
ゆっくり沈み
解き放つ。
すると、空歩から青い炎がチリチリと上がった。
「死の境地…」
これが修練したものが辿り着く一つ。
「よし、始めようか」
稽古は土曜日に走り込み十時間
そして、蕐儀虎の稽古。
日曜日は自主練となる
そして平日はと言うと。
十二獣師達には百二つの二百キロの重りを常時着け、日常生活を送るというもの。
そして、空歩はと言うと。
その重りの倍、四百キロと、重りベストを着用。
重量二百キロ。
そして、お昼休みになると
スカーノとの修行。
屋上で爆裂音が鳴り響く。
そんな日々が続く。
それから、スカーノはその行動を咎められたからなのか、
資格の簿記二級というのが光ったのか、
学校の事務として職に就いている。
そして、そんな日々が数日経った




