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龍の掟  作者: 氣赦烙
【外伝章】異界の地・メリエット

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62/119

またな!

 刃が削孔する

 空歩は最初から二刀流で戦っている。

「あなたはあの人に似てる、というか…」

「?」

 キン!


 刃が重なり合う

「貴方のその剣はなんなんだ。何故そこまで…」

「……」

「んー…」

 弾き、はね合う刃。

「それで本気か?」

「いや、正直疲れた。連戦とは言わずとも、バテてきたしな」

「なら…」

 亜空の力で捩じ伏せに掛かる

「くたばれ」

 炸裂する無数の刃影、降り注ぐ

「二刀一対・守者の構え」

 構えを変える

 降り注ぐ無数の刃を空歩は、神の力を持ってして、全て撃ち落とした。

「なるほど…」

「これで終わりな?」

「!?」

「王火!」

 右手の龍火一閃から技が放たれる。

 それは王による、大きな火柱の様に

 柔らかく

 包み込み

 それを

 薙ぎ払った


「グッ!ふあ!」


 そう、それは全てを包む優しい火の様に、

 包み込んだ


「どう、だ?」

 これこそ真の技。

「くっ、ふはははは!」

 その人は笑った

「な、は?え?」

「あなた、強いな」

「そりゃあ、どうも?」

「こんなに優しい炎は初めてだ、こんなに練られても尚、優しい、優しいな、君の炎は」

「あなたは敵ではないと思ったんだ」

「そうか。」

「なま、うっうん!あなたも凄かった。ここで修行してたのか?」

「ああ、お気に入りの場所が取られて少々ムカッと来てたがな」

「そりゃー、すまない」

「謝ることは無い、寧ろ、その力が間近で見れて満足した」

「そうか。あ、矢…」

 その人は矢を投げた

「よかった。ありがとう」

「…名は?」

「ん?」

「あなたの…名前は?」

「アルジャスカーノ、長いからアルノとか呼ぶといい」

「……、!あ、!そうか!皆は!?」

「ああ、それなら揺れてる長いものをあっちから見たぞ?」

 汽車の方を指さした

「ありがとう!スカーノ!行くからまたな!」

 フフ


 ……


 汽車に戻ると、魔物の群れが汽車に向かって攻撃していた。白里と明神、それから黒崇と雷夢が応戦していた。中でワーワー叫んでいる鈴音達の声が聞こえる。


「みんな!大丈夫か!?」

「大丈夫な訳ないでしょ!見て!この有様!」

「応戦するので手一杯です」

「なー!もお!どうして早く来なかった!」

「お姉さま!よくぞご無事で!」


「雷夢、後は任せて!」

「白里!明神!遠くから来る敵に注意!風利奈!味方のサポート!黒崇!雷夢は汽車に!それから雷夢!鈴音に出て来いって伝えて!」

「わ、わかった!」

「じゃあ俺達は戻るぜ、あとは頼む!」

 敵の火炎弾が飛んできた

 それが黒崇に目掛けて。

 目の前で弾け飛んだ

 空歩が切って急かすように黒崇に言った

「早く!」

 黒崇と雷夢が汽車に入る



「空歩きゅん!どうする!」

「一掃する、風利奈!サポート!」

「はい!」

「ソティ、麗羅!助力頼む!」

「ん、」

「おっけー!」

「白里、麗羅について!明神はソティ!」

「え、ええ」

「了解です!」

 風利奈が位置に着いた

「じゃあ行くよー!」

 まずはバフ

「去水の雨音!」

 雨が敵の行動を鈍らせ、味方の武器の切れ味を上げ、技を極限まではね上げる

「轟け、龍火一閃!」

「祖龍人化・破滅の足音…」

「れいらちゃ〜ん!」

「氷地核…」

「雷鳴よ…」


 五つの方向に巨大な技が放たれる!


「龍王火!」

「破天龍周砲」

「インパクトー!」

「魔天弾!」

「雷獣!白虎!」


 敵を一掃した。


「すごいね!みんな!」

「いや!まだ来る!風利奈と麗羅、明神、白里は中に、後は…」

 鈴音が出てきた

「来たわよ!」

「よし!ソティも入ってくれ!」

 鈴音が来たということは、これだろうか?

「手出して!」

「う!うんんん!?これ全部!?」

「俺も手伝う!」

「わ、わかったあ!」

 鈴音は手を出した

「影読み!」


 パーフェクト鈴音の誕生だ。


「風利奈!準備してくれ!終わったらすぐ行く!」

「ああ!任せたまっっっっ」

「ああ!もう!」

 鈴音が待てない様子だ

「へっっっ!すぐだよ!!!」

「よし!鈴音!食い止めるぞ!」

「OK!」


後から出てくる魔物達をしらみ潰しに倒していく二人。

「くっ!これじゃキリがない!」

「風利奈!まだか!」

「いいよ!」

「よしっ!鈴音!頭舞!」

「わかった!」

 鈴音が頭舞の構えになった

「よし、俺は」

 鈴音が技を放つ

「頭舞!」

「隠者・陰飛光」

 鈴音の頭舞に合わせてアビスの敵を片っ端から撃破していく。

「よし!終わり!」

「もういい!?もういい!!!??」

「二人とも!入って!」

 二人は汽車に入った

「じゃあ行くよ!スイッチ〜、ON!」

 汽車は龍の姿に変わり、一気にその場を去っていくのであった。


 ……


 汽車はフィローテの街に着いた

「はー!楽しかったーー!!」

「最高じゃない!」

「帰れてよかった。」

「ん、お腹減った」

「疲れた〜」

「へ、へとへと。」

「なはは!面白かった!」

「はー」


 風利奈がみんなに言って回る

「みんなお疲れ様!これで観光は終盤だよっ!」

「もしかして、この流れが一連、観光なのか?」

「フープブーブブー」

「は?」

「予想外な事も起きたけど!それも観光さっ!」

「そうか」

「さ!まだ最後のやるべきことがあるだろう!空歩きゅん!」

「ああ、そうだな!」

 駅に着いた


 ……


「ご苦労」

 その男は表情を変えず言葉を投げた


 ……


「さっ!帰ろうか」

「ああ、これで良かったのか?」

「いいのさ!これで目的は終わりさ!気分転換になっただろー!」

「あーあぁ、」

「まっ、これでいいさ!」

 風利奈と空歩は汽車へと戻る

 皆が待っていた

「さ、帰ろうぜ」

「麗羅ちゃんクタクタ〜」

「雷夢ちゃんもクタクタ〜」

「スピー」

「スピ〜」

 鈴音とソティは寝てる

「帰ろ、空歩くん」

「なはは!さらばだ!」


「またな!メリエット!」



蒸氣汽関車が、かけてった


 ……


「ふふっ、面白かったなー」

「また来ないかな?」

「たった三日で、あそこまで。」


 ……


 時間は午前零時


 空歩達は空歩の家の近くの公園に着いた

 みんなを家までこの汽車で送るのだそう

 

「じゃあな!皆!」

「ん!またね!」

 空歩とソティが手を振る


「じゃ、帰るか」

「ん、眠い」

「流石に俺も眠い」


家に帰ると


空歩は眠った

これでメリエット編は終わりです。


次回からは外伝を抜けて

二年生編へと突入します。


果たして、どうなっていくことやら。

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