麗羅と真夏のホラー
「なによー空歩ー」
それは真夏のことだった
ある寂れた遊園地に二人で来ていた
「いやー、これに乗ろっかなーって」
そう言うと空歩はおもむろに一つのアトラクションを指さした
それはごくごく普通の、メリーゴーランドだった。
「こ、これに、乗るの?」
なんの変哲もないメリーゴーランドだった。
いやほんとに何もない。
気味が悪いこともなく豪華でもなく素朴とも言えるがこの上なく普通のメリーゴーランドだ。
「さ、乗ろ?」
「う、うん」
二人でメリーゴーランドに乗った
メリーゴーランドが動き出した
すると
「ぎぃいやややゃあああぁぁぁぁあああ!!」
麗羅が完全と思えるほど悲鳴を上げた
うろたえる職員
「ど!どうしました!?」
「ぎいいいいいやあああああああああ!!!」
「お!おい!止めろ!」
空歩は大爆笑。
そう、麗羅は大のメリーゴーランド恐怖人間なのだ
メリーゴーランドが止まり、二人はアトラクションから出た
「はっああ!はあ!」
「あはははは!!」
「もー!人が悪いよ!」
「いやー、ごめんごめん、これが見たくってさ」
空歩は帰りにハンバーグ定食とエビフライを奢ってあげた




