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龍の掟  作者: 氣赦烙
高校生活開始の式
11/62

黒崇の別荘と海と

土曜日

「海だー!」

黒崇と朝前が叫んでいる。

「うわぁー!綺麗!」

女性陣が海を見て言った

空歩含め六人は海に来ていた

空歩はどっちかと言うと海よりも料理などの懐石の方が興味があった

その懐石の時間まで部屋でのんびりしようと足を別荘の方向へ歩く空歩。

それを女性陣と黒崇が止めた。

朝前は海に向かってなははは!と笑っていた。

 

女性陣は更衣室で水着に着替えていた

空歩と黒崇は外で待機している。

朝前は海で泳いでいる。

 男二人で話している。

「なんで待たされてんのかねー」

黒崇が空歩に言った

「着替えてるんだからな」

「そうだ!新しい必殺技考えたんだ!見てろ!ライバル!」

「はぁ」

 と、

「おまたせ!」

勢いよく更衣室のカーテンが開いた。

二人は更衣室を見た。

すると水着に着替えた三人の姿があった。

 鈴音は緑の髪にあった青いビキニ。

 希は紫のビキニにパレオと麦わら帽子を。

 麗羅は純粋に白のビキニ。

二人は水着姿を目に焼き付けていた。

「エッチ」

 鈴音が見せびらかしながら、そしてからかいながら言った。麗羅と希はちょっと恥ずかしそうにモジモジしている。

泳ぎから戻ってきた朝前が言った

「なははは!眼福眼福!」


ビーチ…

「張り切っていこうぜ!」

空歩以外の五人は飛び跳ねた。

「空歩!こいつで勝負だ!」

ビーチボールを片手に持っている黒崇。

「しゃあねえな」

二人はビーチバレーで対決をしてはしゃいでいる。

女性陣三人は砂浜で遊んでいる。

麗羅と鈴音は水を掛け合い、

希は砂のお城を建設中だ。


疲れた空歩は朝前と交代している

「どう?楽し?」

麗羅が声をかけてきた

「あぁ、思った以上にな」

「フフっ、それは良かったね」

黒崇がスイカとバットを持ってやってきた

「空歩!今度はこいつで勝負だぁ!」

鈴音が呼んでいる

「二人とも!遊びましょうよ!」

二人は一緒にみんなの元に走っていった


お昼…

黒崇が用意した屋台が砂浜にズラっと並んだ

焼きそば、たこ焼き、お好み焼き、綿菓子なんかもある。

「空歩!焼きとうもろこしで勝負だ!」

二人は早食いで競い合った

六人とも美味しそうに食べている


夕暮れ…

別荘に戻ると懐石料理が待っていた。

空歩が期待していた以上だ。

「空歩!!」

「普通に食わせろ」

 

夜、露天風呂

「いやー!楽しかった!なははは!」

「ぶくぶく!!」

温泉に潜りながら黒崇が何か言いながら呼んでいた

「いや何対決だよ」

反対側からは女性陣の声が聞こえる

「はー、最高」

麗羅が肩に湯をかけながら満喫している

「ごくらくごくらく」

「気持ちいいですねー」


男達が話している

「なあ空歩、明日は何で戦う?」

「はぁー」

温泉に夢中で聞いていない

「え?何?」

「聞いてなかったのか!あしたは…」

「なーははは!明日は何しようか!空歩!」

「そういえば明日はどこに行くんだ?また海か?」

「ふっふっふ、それは次の日のお楽しみだ」

「どこでもよいぞ!なーははは!」

「しっかし、いい日だなぁー」

「おうよ!空歩!今日はどうだった!」

「最高だよ」

「よし!素潜り対決だ!」

空歩と黒崇は勢いよく温泉に潜った


反対側で麗羅が笑っている

「どうしたの?」

 鈴音が聞いた

「いや、空歩楽しそうだなって」

「なーに浸ってんのよ!」

鈴音のこちょこちょ攻撃が炸裂した!

「うはは!やめてよ!うはははは!」

希はそれを嬉しそうに眺めている

 

夜も更けて男女別れて和室で眠っている

「空歩〜今日こそは〜」

「なは、なははは」

空歩は眠れなかったので外に出ることにした

自販機でおしるこを買っていると

「あれ?」

麗羅がやってきた

「眠れないの?」

「まあね、そっちも?」

「うん、私も」

二人は少しだけ竹のベンチで話す

「今日は楽しかったね」

「あぁ、そうだね」

空歩はおしるこを飲みながら言った

「懐石美味かったなー」

空歩はお目当ての懐石料理が頭から離れない

「あの伊勢海老凄かったよね!」

「ああ、それから…」

二人は夜遅くまで、眠気が来るまで話していた

 

次の日

「やーまだー!」

黒崇が叫んでいる

「やーまだーー!!!」

女性陣と朝前が叫んでいる

「山だぞ空歩ぉぉ!」

黒崇が空歩に顔まじまじと近づいて言った

「わかったわかった」

引き離す空歩

「ゴホン!それでは今日はハイキングに向かおうと思う!」

「イェーイ!」

女性陣と朝前が拳高らかに掲げながら声を上げた

六人はハイキングをエンジョイしている。


昼食の時間…

麗羅お手製のお弁当が並んだ。

「おおぉ!」

黒崇も負けじと専属の料理人達が作ったお弁当を並べた

「おおおおぉぉ!」

どちらも美味しそうだ

空歩はバックに入れておいた味噌汁の水筒をみんなに配った、鈴音はお茶を。

朝前はおにぎりをみんなに配った

「平田希!歌います!」

平田は華麗に歌った


昼休憩も終わり再び歩く

「空歩!あそこまで競走だ!」

二人はぬおおお!とかけ登って行った

「いやー、こういうのも悪くないね」

鈴音は歩きながら麗羅に言った

「晴れてよかった」

麗羅も答えた

「これ食えるか?」

朝前はきのこを見ている

 

別荘に戻ると豪華な食事が待っていた

ステーキ、トリュフ、大きな鳥の姿肉もある

六人は料理を満喫した


帰りは黒崇家のリムジン

みんな寝ている

「今日は楽しかったね空歩」

空歩の肩に凭れながら麗羅は寝言で言った

空歩は普通に起きていた

「ふふ、楽しかったね」

空歩は麗羅に微笑みかけた

「本日はありがとうございました」

運転席から声がした

「ぼっちゃまがこんなに楽しくしているのは

私も幸せにございます。

本当にありがとうございます」

「フフッ、こちらこそ」

 リムジンは都会へ向かう

 

別の日の日曜日、バイトにて

「空歩!映画のチケットが当たったぞ!」

黒崇がドアをバタンと開け、入ってそうそう大きな声で言い放った

「映画?」

麗羅も片耳で聞いている

「主役は警察!ジャンルはサスペンスらしい」

名前を『小麦デカ』、と言うらしい

「へ!これ毎回小説が出る度に映画化してるシリーズ物の最新作じゃない!」

「おお、夜烏、なんと二枚当たったぞ」

 二枚のペアチケットを見せた

「ペアチケットが二枚ってことは四人?」

「そうだな!」

「誰を誘うか決めてるのか?」

「ううーん」

すると

カランコロン

店のドアが開いた。鈴音が入ってきた

「チワー」

三人は鈴音を見た

「な、何?」


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