ジョニーデップとアンバーハードの裁判の結果、metoo運動は沈静化するかも
さて、ジョニー・デップが、元妻のアンバー・ハード対してのDV疑惑の裁判が続いていましたが、日に日にアンバー・ハードの嘘が暴露されて、事実は被害者側だったデップをDV疑惑だけでファンタスティックビーストから降板させ、DV告発者でありながら実は加害側で、恐らくは離婚を有利に進めるため偽証したアンバーは、結局敗訴してしまいアメリカ一の嫌われ者になってしまったようですね。
アンバーのほうの賠償金の金額がやばいけど、おそらくもう映画にはまともに出れないでしょうから、女優としての人生は終わったといってもいい状態なようです。
これは同時に行き過ぎたmetoo運動や民間人の陪審員制度に対する、痛烈なカウンターにもなりそうなんですよね。
もともとmetoo運動は、2017年にアメリカで始まりましたがそのきっかけは、映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによる悪質極まりない性暴力・セクハラ疑惑です。
そしてその5日後にはニューヨーカー誌にて、より踏み込んだ形でワインスタインによる長年の性犯罪の実態を綴った記事が公開され、大きな関心を集め、これらが報道されると、実名で被害経験を語り、加害者を追及する女性たちが日毎に増えていきました。
こういった業界で強い権力を持つ大物すら倒し、長い間沈黙を強いられてきた非力な被害者たちにかつてないパワーを与えたmetoo運動ですが、冤罪で訴えられるものが出てくるのはないかという危惧は前からあったのですね。
実際にテレビのインタビューで、セクハラ、性犯罪にはさまざまなレベルがあるのに、レイプもお尻を触ったのも同等に扱うのはおかしいと発言したマッド・デイモンは、女性たちから激しいバッシングを受け、「Ocean's 8」から彼のカメオ出演部分を削除しろと要求する署名運動が起きました。
また、リーアム・ニーソンが、「『#MeToo』運動は良いことだが、魔女狩りになっている」と言い、ダスティン・ホフマンを弁護するようなコメントをして、批判されていたりもしました。
そしてmetoo運動のせいでヒステリックに騒ぐ女に対して、男が一方的に悪いと決めつけられることが多かったこともあって、最近はmetooは魔女狩りとか言われていたようですし、アンバーの敗訴によって受けたダメージを見て、次は我が身と思ってる女性も結構いそうなんですね。
まあ、日本のお昼のワイドショーでは、ジョニーデップをバカにし、アンバーがかわいそうといった、偏向報道やってる当たり、本当に日本のテレビはどうしようもないと思いますけどね。