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R30からの異世界紀行  作者: ちょこもん
3/5

港町アスフラートにて

こ、今回、敵っぽいの出て来ると思ったんだけどなぁ…

5)



港町 アスフラート


もともとは断崖とわずかな砂浜が広がる小さな漁村だったが、航海の中継地点としての要所にすべく国王が指揮を執り国を挙げて開発したのが100年前。

大型船が4隻入港出来るドックといくつもの大型倉庫、小型中型船舶なら30は停泊出来る王国最大規模に迫る港をわずか1年たらずで作り上げた。

当時大型の船が入港出来る港が近隣には存在せず目論見通り活況を呈していたが、半島の最南端と言う立地もあり当時から陸路の少なさが指摘されていた。

それでも物と人が往来し港街は栄え、この土地ならではの新しい文化も育まれていたようだ。


しかし、この世界には数百年に1度復活する魔王が存在し、その活動に呼応するように魔物やモンスターがどこからともなく沸き出し人々の穏やかな日常を蹂躙していたのである。


『スポット』と呼ばれる場所がある。


魔王復活時、定期的に魔物が沸き出す場所である。


この港町アスフラートから伸びる2つある陸路の内の1つ、森を抜ける主要街道にそのスポットが発生してしまったのだ。(もう1つの道は細く険しい場所もあり大規模な物流には不向きだった)


数十年に渡り、この地を統括する領主直轄の騎士団や名を挙げようとする冒険者が命を()してスポットの魔物を排除していたが、やがて国王は見切りを付けてしまう。

そしてそれを見越していたのが抜け目のない商人達である。

彼らはアスフラートからわずか数キロの場所に新たな港を作るとぶち上げ、土地を買い占め簡素ではあるが港らしき設備を作ってしまったのである。

私欲を捨てた商人連合が私財を投じたのは愛する王国を(うれ)いてと大々的に触れ回ったが、実際には王国に対するブラフであり中継基地としての機能は皆無のお粗末な物であった。

しかし様々な政治や思惑(おもわく)が交差し王族や貴族への賄賂なども功を奏し国の支援を受ける事に成功してしまうのである。

結果、上限なく投入された国からの開発費でアスフラートを超える大きな港町を作ってしまったのだ。

それがヌ・スフラートであり、今や王国一を誇る巨大港湾(こうわん)都市である。


そしてアスフラートは船舶の中継地点としての役目を終え寂れていった。


それでも魔王復活時にはスポットに湧く魔物目当てに冒険者が訪れ、そこそこの賑わいを取り戻す事もあったようだが、その魔王も10年前に勇者によって討伐されたという話であり今は見る影もなかった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



俺「で、今から行くのがそのアスフラートって港街なのか」


俺はロティーをお姫様抱っこし、リーを肩車しながら、ほんの少ししかない視界に難儀しながらよろよろと歩いていた。

女性の柔肌に触れられたのはありがたいが手を動かせないし、ぶっちゃけ丸2日森に籠っていたレディーから良い匂いはしないし、正直俺は何をやっているんだろうという気になっていた。


リー「かつては賑わっていたようだが、今は大した事はない僻地(へきち)の寂れた街だ」

ロティー「さっきの三ツ頭(みつがしら)の大蛇が棲息していた場所にそのスポットがあるのだが、魔王がいない今は魔物が湧く事もないようだな」

リー「今回はアスフラートの騎士団の団長であり領主でもある、アスフラートじゅう……何世かの依頼でボク達が出向いて来たんだよ。彼は魔物が湧いたーと少し嬉しそうに騒いでいたが実際にはこの世界のケモノが魔障石を飲み込んで魔物化した物だったんだけどね」

ロティー「15世だ、ほんとに失礼だぞ。いい加減覚えてくれ」

俺「ケモノにマモノか…、この世界はあんなの普通にいるのかよ?」

ロティー「まぁなw」


リー「……そしたらやっぱり気になるのが魔障石の出所って事になる訳だけど、これは別の話かな…」

ロティー「そうだな…」



ぶっちゃけ異世界というのは理解したが、知らない事だらけには間違いがない。

魔王や勇者の事も、今話に出た魔物や魔障石という物もしかりである。

俺には休めないバイトがあるし長居するつもりはないので…込み入った事には頭を突っ込まないのが(きち)であろうw。




リー「それはそうと、だいぶ気になっていたんだけどさトッC…、なんでそうも平然としていられるの?」

俺「ん?」


リー「いやだって異世界だよ?。普通はパニックになったり、あり得ない〜〜って頭を抱えて現実逃避したりするもんじゃないの?」

俺「あぁ、そうだよな。そうしたいのはやまやまだし今でも信じがたいと頭の隅では思ってるよ。…でも落ちた時すっげー痛かったし、匂いだってしてるし…ずっと現実を突き付けられてる感じなんだよね」

ロティー「おい待て!、匂いって…、この酸っぱい匂いは三ツ頭に悟られない為に森の腐葉土を溶かした水を体中に塗りたくったからだからな、決して私の体臭ではないんだぞ! リーからだって同じ匂いしてるんだからなー!!」

俺「俺の住んでる世界じゃない、というのを早々に受け入れただけだよ」

リー「それにしては理解が早かったよね」

俺「ほら、ゲームとか本とかアニメ…動く紙芝居みたいなもんだけどw、空想の話で異世界ネタはよくあるからな。俺の知ってる絵空事とこの世界の細かい所まで同じとは思わないけど、剣と魔法の世界というのは馴染みがあるんだよw」

リー「なるほど空想の話か…、案外トッCが落ちて来たホール以外にも世界が繋がっていたりしてね」

俺「?、どういう意味だ?」

リー「いや、例えば無意識下でこの世界を垣間見たトッCの世界の人達が空想と思い込んで話を作っているかもしれないって事さ」

俺「……そんな事あるのか?」

リー「知らないよw、適当に言ったんだからw。…でもこれもボクが適当と思っているだけで無意識下で何かを感じているのかもしれないよねw」



会話を遮るように突然リーが俺の肩から飛び降りた。

続いてロティーが下ろしてくれと言うより早く俺の腕から離れて行った。


リー「見えて来たよ。あそこがアスフラートだ」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



夕日に照らされたその街は中世ヨーロッパ的な石造りの建物が並ぶ情緒溢れる美しい場所だった。

とろけるような鮮やかなオレンジ色に染まった街は夕日の仕業かと思ったのだが、どうやら建物自体が淡い暖色系の石材で組み上げられているようだ。

まるで夕日を引き立て役として使い、街の景観を何倍にも美しく見せているように思えた。

海外旅行にも行った事のない俺はその見た事のない美しい景観に知らぬうちに息を飲んでいた。


しかし…

目を凝らしてみれば石畳の傷みが目立ったり歴史を感じるような素晴らしい建造物にも損傷が見受けられる。

寂れている痕跡があちこちに見て取れるが、それは何も無機物だけに限った事ではなかった。

通りを歩く人影が皆無であり、唯一開いている小さな商店でさえ今にも消えそうなロウソクの火が揺らいでいる程の生気(せいき)しか感じられなかったのだ。


これはあれだ…かつて賑わった地方の商店街のシャッター通りじゃないか。



俺の異世界始まりの街としてどうなんだろう?と思いつつ、俺はリーとロティーの後に続き街の中央通りを進んだ。


そこではたと気づいた。


街に入るまでは傍若無人とも言える言動をしていたリーが借りて来た猫のように大人しくなった気がしたのだ。


リー「トシさん、これからボク達が世話になってる宿に行くよ。そこで一息ついてから今後に付いて話そう。」

俺「とととととととトシさん!?、おい待て、さっきまでからかい気味にトッすぃーとかトッCとか言ってたじゃねーか。」

ロティー「いやだな、トッすぃーなんて1度も言ってないだろ?トシさんw。私達みたいな者が人をからかうなんてありえないよw」

俺「はぁ?……なんだよ、お前ら……」




そして俺は衝撃の事実を突きつけられるのである…。







6)



酒処ミラク亭


今やこの街に唯一残る宿屋であり酒場である。

地元民はもとより旅人や冒険者に愛された安く居心地の良いこの店は実に親子四代に渡って商売を続けていた。

港が開発される前から地元の漁師であった初代が、街に来る人間目当てに自分で捕った美味い魚料理を出す屋台を出したのが始まりであり、やがて落ち着いて食事の出来る広い店を構え、酒を出し、飲んで寝てしまう客相手に宿屋も始めたのである。

街の最盛期にはミラク亭を真似た店が何十軒もあったようだが今やそのすべてが店を畳んでいた。あるいは新しく出来た港町ヌ・スフラートへ移転していた。

安く、美味く、居心地がよく、そしてなによりこの店が生き残ったのは店主であるアストミラク一家の人柄が地元民から愛されていたというのが最大の理由のようだ。



現在の店主は4代目であり街一番の美人女将と評判の『アストミラク・トゥーシェ』


太陽のごとく明るく朗らかで活気があり、涼やかな風のごとく気を使わずとも居心地がよく、それでいて大海原のごとく寛容で包み込んでくれる店…。

4代前から店の雰囲気が変わらぬというのも家族経営ならではなのだろうが、残念ながら昨今の不景気はこの店にも暗い影を落としていた。





店主「おや、お帰り」


ミラク亭の大きく分厚い木の扉を開けると温かな雰囲気と共に、美味しそうな料理の香りが俺の鼻腔をくすぐった。

出迎えの言葉をかけてくれたのがおそらくこの店の女主人なのだろう。

一言でいえば樽のように恰幅の良い体…、胸も腰も尻も腕も足も何もかもボリュームがある。

そして顔は田舎の元気なおばちゃんというのがピッタリ来るような、可愛らしく周りさえ明るくしてしまう笑顔の持ち主だ。歳はおそらく俺よりも上だろう。

街一番の美人女将とリーが言っていたので俺はかなり面食らった。

おそらく若い頃の話をしたのだろう、きっとそうだ、そうに違いない。


店内の壁や床は石材で作られており重厚な雰囲気だ。

必要最低限程度の照明が陰影を作り、壁には時代を感じる調度品の数々、丈夫そうな4〜5脚の椅子が周りに置かれた少し大きめのテーブルが5台。そして2人席のテーブルが6台。さらにおそらく酒類と思われる様々な形の瓶が大量に置かれたバーカウンターがある。

実に素晴らしい雰囲気なのだが、客がいない…。そして従業員も…店主のたった1人?。


リー「ただ今。これお土産だよ。」

店主「あぁ、退治したんだねw。あらこんなにいいのかい?重かったろう?」

リーが差し出したのは蛇の肉の固まりだった。それも両手で抱える程の大きさだ。


ロティー「魔法で収納できるんだ。重さは変わらないが、大きな物もポケットに入れる感じで持ち運べるんだぞ」

とロティーが俺に耳打ちしてくれた。…ったくアイツ、これを持ってたから歩きたくないとほざきやがったのか。しかも、肉の部位が違うのかそれを4個も取り出しやがった。


リー「ボク達はすぐにでもお風呂に入りたいんだ。それから温かい食事も。…あ、それから…」

リーは俺に視線を向けた。


リー「この人はトシさん。ばったり出会った冒険者だよ、土地に不案内みたいで同行を頼まれちゃってね…。あの…その…、この人も泊めてもらえないかな?」

店主「あら?…冒険者なんて久しぶりだね〜w。あぁもちろん大歓迎だよ。…おや?」

俺の顔を見た店主の言葉が止まった。

もしかしたら…またいい男とかいう流れなんじゃないかと思ったらその通りだった。


店主「これはまたいい男だね〜。冒険者…なのかい?…。見えないね〜w、へぇ〜」

興味津々と言った(おも)持ちで足の先から頭のてっぺんまで品定めされるがごとく舐めるように見られてしまったw。


俺「ど、どうも、すみません急に…。困ってる所を彼女達に助けてもらったんですよ、…俺、トシと言います。よろしくお願いします。」

店主「そうなのかいw。ああ見えてあの子達優秀だからね〜w」


リー「この人、どうやら重力系の魔法にかかってるんだよ。潰しちゃうから椅子に座れないと思うし、二階に上がるのも無理かもしれないんだ…。ボク達と同じ離れ部屋が良いと思うんだけどどうかな?。」

俺「あ!、そうなんです。体がすごく重くなってるみたいでw…たぶん…椅子とか座ると壊しちゃうと思います…階段とかも危険かもしれません…」

店主「あらら? 魔法の事はわからないけど…そうなのかい?。 まぁ、今日も客はいないから好きな所に泊まってもらっていいんだけどねw。…でも残念だね〜、私の部屋の隣の…2階の一番良い部屋も空いてるんだけどね〜♡…」

語尾が甘えるような感じで何やら俺に目配せをしたような気もしたが田舎のおばちゃん顔で言われても何も感じなかった。


ロティー「それじゃ私達は風呂だ。行って来る」

俺「いってら〜……しゃい」

ロティーとリーは言葉少なにその場を離れ、店主は嬉しそうに蛇肉を抱え厨房へ消え、さて俺は1人店に取り残された。


店主「気楽にしててね〜。これだけ仕込んだら、美味いものドンドン出してあげるからね〜」

俺「あの…、その肉って食えるんですか? なんか魔物化したとか言ってたけど…」

店主「ん? …あぁ、嫌がる人もいるけど問題ないみたいだよw。もちろん食べない方が良いって部位もあるみたいだけど、あの子が持って来たのなら間違いはないさw。」

俺「…まじすかw…」


聞こえて来る店主の声に苦笑いで答え、俺は店内を見て回ろうと慎重に体を動かした。

幸い店の床は石造りで俺が動いても支障はなかったが、おそらくリーの言う通りに椅子には座れないだろう。

軽く触ってみたがダンボールで出来ているのではないかと思われる硬さと重さに感じたのだ。

もしベッドがあるとしてそれも無理かもしれない。

ロティーが俺に風呂の事を一言も聞かなかったのも理由がある気がした。入れるような作りではないという事だろう。

これはなかなかめんどくさい事になってしまったなぁ…と思いつつ壁の調度品を見ていると額に収まった数枚の絵が目に留まった。


俺「そっか…写真はないのか…」

それは数人が寄り添う家族のポートレートであり、一目(ひとめ)で店主の家族と判る物だった。

なんとなく男女の区別がつくが全員が同じ顔と体型をしているのだ…。

そしてもう1枚はおそらく若き日の店主が着飾り1人で立っているポートレートだった。

体の太さはたいして変わっていないが、背景に『5年連続ミス・アスフラート』と書いてあった。


俺「……………うっそ……」


店主「あぁw、それかい?。若い頃の私だよ〜w。イイ女だろ〜?w」

俺「…え、えぇw…」

店主「その頃は私目当てに客がきてたね〜w、ラブレターなんて毎月どっさりだよw」

俺「……………」


この世界に来てから感じていたおかしな点が1つに結びつくような、俺は1つの可能性に気づいた…。


急いで他のポートレートを探す…。

店の前で10人程の人が並んでいる物が何枚かあり、その中で俺に似た中年男が馬に股がり中央に描かれた物があった。


店主「それはね、先代の領主様だよ。この店を贔屓(ひいき)にしてくれてね〜。いい男だろ〜?…そういえばちょっとあんたに似てないかい?w…」

俺「…それと他の方は従業員さんですか?」

店主「あぁ、そうだね。昔は人を何人も雇っていてね。こうして絵描きに頼んで全員を描いてもらったものさ…今ではこの有様だけどね…」

俺「た、例えばなんですけど…この中で良い男を順に並べるとすると?…」


ポートレートには明らかな店主一族、先代領主と言っていた馬に乗る男とその一行、そしてそれ以外の5人の男女が描かれていたのだが…俺が見るに「それ以外の5人の男女」が素晴らしく美形に見えるのだ。

その中でも特にイケメンが1人いた。スタイルも抜群でモデルのような整った顔には耳が長く描かれており、もしかするとエルフなのかもしれない!と胸が踊ったが今はそれどころではない。

俺が感じた可能性を確認するのが最優先である。



店主「良い男のランキングかい? 面白いね〜w。領主様が入ってるからココだけの話だよw…そうだねぇ〜、やっぱウチのオヤジが一番かなw、次があんただねw、トシさんw。そしてその次が領主様。この右の従者もいい感じだねw…その次に、ウチのジジイかなぁw。」

俺「………あ、あの…」

店主「ん?」

俺「この、はじの方に描かれてるこの人達は?…」

店主「ウチの従業員だね。この街の子が3人に奴隷上がりの子が2人だったかな?……ん?…ん?………いやいやいや入らないよw、冗談がきついよ〜トシさんw〜。超がつく不細工揃いじゃないかw」

俺「……………は、ははw…はははーw…で、ですよねw」



たぶんおそらくこれはきっと間違いない。

俺は確信した。

俺の世界と美に対する価値観がまるで違うのだ。



例えば、平安時代の絵に描かれた美人画は今の基準ではたして美人なのだろうか?

しかし当時はそれこそが絶世の美人であり、もし現代基準で美人と言われる顔をした女性がその時代にいたとしたならそれは不細工と呼ばれていたかもしれない。

数百年前のどこかで眉が繋がりヒゲが生えている女性こそ美人と言うのも聞いた事がある。

それは今の基準で美人なのか?

価値観が違うのである…。


同じ地域ですら時代が違えば価値観は変化する。

生まれた国が違えばその幅がさらに広がる事もあるのだろう。


俺の住む世界と、この異世界でもまた価値観の違いがあるのだ。

そ、それも…真逆と言える程に………。




俺はポートレートを見ながら絶句し白目をむいていた。


俺が思っているイケメンは不細工であり、不細工と言われる俺がイケメン…。

店主を見るに女性もまた同じなのだろう。

樽のような体型におばちゃん然とした店主がミスコンを5回も取っちゃう美人であり、リーやロティーが不細工…。

っていうかミスコンって何年も連続で出ていいのか!?

ディフェンディングチャンピオンなんて聞いた事ないぞ!!



それでか…

あの2人が調子に乗って下ネタを言う雰囲気に可視感があったのだが、あれは『不細工男が2人で楽しくしている所に可愛いウブな子登場』的な感じだったのだ。

周りに人がいなければ調子に乗りウブな子をからかえるが他に人が来るともう無理、俺とバイト先の店長(俺の2コ上で同じような未婚おっさん)が新しく入った来たウブなバイトJKをからかっていると爽やか大学生のバイトが涼やかに話に入って来ておっさん2人が苦笑いで .(´-_-`*) シュン…となるあの構図と同じじゃないか。


なんともいたたまれない……。



しかし…って事は…だ。

この世界でイケメンである俺はモテモテで女性を選び放題じゃないのか?。

かたやリーやロティーのような女の子はこの世界では不細工であり、イケメンから選ばれる対象には入っていないのではないか!?


ならば俺は…リーやロティーのような美少女をハベらせ放題ではないのか!?


いや待て……、

あの2人が不細工という事なら、俺は不細工好きのイケメンって事になってしまうのか?



俺「……まぁ、だからと言って俺が何か変わるという話でもないしな。…なんとなく腑に落ちたからもういいか…」

ぶっちゃけイケメンというマウントを取れたからこその余裕だったのは認めようw。

しかし命の危険が隣り合う世界というのを感じていたので、優先順位として容姿はさして高くもないのは事実なのだ。

…とは言え、俺の世界であの2人が美少女だと言う事は口が裂けても言ってはならない気がしていた。

特にリーは絶対に調子に乗るだろうから…。

時間ないよー書き始めると余計な事書いちゃうよー

まだ何も始まってないよー。

次こそ、物語が始まる……たぶん


なんか、ルビ入れるの楽しいかもw

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