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竹内直人の場合


相関図が欲しい。

と美由紀ちゃんは言った。


確かにそうだな。

と直人も考えていた。


このアンバランスで

微妙なギリギリを保っていた関係が

芽衣ちゃんがきっかけでなんか壊れそうだ。


そもそも

何故、芽衣ちゃんは自分を好きなのか考察することにする。


この街に引っ越してきたのは

直人が小3のときだ。


つまり、大和は小1で、

お隣に住んでいた芽衣ちゃんもそうだった。


幼稚園まで体の弱かった大和は

あんまり外出することはなく

幼稚園にも年に数えるほどしか行かなかった。


だから、あんまり女の子と・・・

友達すらとも関係がなかった。


その頃から直人は溺愛していたので

大和が友達もおらず自分しか頼るべき相手がいない

というのは何だか嬉しかった。


しかし

引っ越し先で初めて

友達となる芽衣ちゃんが出来る。


だから

大和が芽衣ちゃんを好きになるのは

あんまり時間もかからなかった。


大和にしたら

理由も必然だと思う。


でも、

そのことが許せなかったのが自分だ。


今まで

俺だけの大和だったのに!


と小3なりに憤怒した

直人はどうしようか考えた。


そして

芽衣ちゃんが大和を好きにならないように

自分に好意を向けさせることを考えついたのだ。


大和は

今まで友達がいなかったから

芽衣ちゃんに対しても接し方が不器用だった。


そこを上手く利用して

直人は芽衣ちゃんの心を見事自分のものにした。


そこまで

考えると直人は唸る。


うーん、

ここまでは完璧だったのに。


まさかあのチキンな芽衣ちゃんが

俺に告白しようと考えるとはな。


美由紀ちゃんがけしかけたのか?


あの子ならやりかねない。


「どうせ、芽衣には無理」


とか言い続けて

芽衣ちゃんを無意識にやる気にさせる

くらいのことはしそうだ。


こうなると

自分が卒業して東京の大学に行き

家を空けるのが不安になってきた。


いっそ

大和も連れて行ければいいんだけど。


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