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向こう側に…

作者: 坂口もぐら

怖くないよ


あなたはそう言って 弱虫な私の手をひっぱる

オバケ屋敷 自転車 真夜中の散歩

あなたは嘘つき 怖いものはやっぱり怖い

だけど覚えてる

大声を出した後ふさいでた気持ちが晴れたのを

自転車に乗れたとき少しだけ自信が持てたのを

冬の星空がとてもキレイだったのを


怖がることしないから…


囁きながらキスをして 服のボタンを外していく

あなたは嘘つき 勇気を出しても怖いものは怖い

だけど

今夜はその向こう側に何を教えてくれるんだろう

「200文字小説」というのに挑戦してみました。ベースは400文字ぐらいだったのをムリムリ校正を重ねてつつ、さらに句読点を外すなどずるいことをしつつ~ダメか?

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