5話
5時間目の授業は「対オートメイト特論」
担当の先生は細身の男性、森田スピンズだ。
「はーい、それじゃあ4人1組で班作れー」
マキコとナッツは問題児だからか周りから避けられている。
秀才のゲンキがこちらに話しかけてきたが、成金息子に脅され、そちら側に参加した。
「まだ空いてる?」
明るいバットがこちらにやってきた。
「あぁ、ワタシら2人だけでも十分だけどな」
「そんなこと言うなよ〜」
バットが参加すると、クラスのお調子者も参加して4人チームが完成した。
「はーい、じゃあ全員チームを作れたと思うのでね、お題発表します、お題は
街中でベルトウデ族のバグが発生した時
です」
バグとは人間に危害を加えるオートメイトのことを指す。
つまり、腕が機械化された敵が街中に現れたらどう対処するのか、というお題なのだろう。
「場所はシブヤシティのハチコウ前です! チームとフィールドワークをして結論を出しましょう!」
♢
ということで、シブヤシティと言われる場所にやってきた。
建物が乱立しているし、学校よりも華やかなネオンがそこかしこで光っている。
しかも人で溢れかえっている。
「ここにバグが出たら死者やばいだろうな」
マキコは周りを観察している。
「おい! ドンキ行こうぜ!! オレらあんまり都内で歩けないしさ!」
お調子者のタタがはしゃいでいる。
「課題終わらせないと面倒だから先終わらせてから行こうぜー!」
バットが引き留めている。
駅から成金のレオザたちが出てきた。
「おおお、気合い入ってんねぇめっちゃ頑張るじゃん!」
こちらをみてバカにしている。
「おい、ゲンキ、結論書いとけよな」
「うちらドンキ行ってくるから書いといてねー、あ、告げ口したらどうなるかわかってるよね〜」
「え、えぇ…」
ゲンキが1人取り残された。
「ゲンキ! オレらと来いよ!」
「バット君、ありがとう…」
で、どうするんだ。と話を続けるタタ。
ゲンキ
「あのね、4人組にされた理由はパーティとして4人が適切だからなんだ。戦闘2人と調査、支援にそれぞれ1人。これが最適解と言われているよ」
タタ
「で?」
ゲンキ
「だから、これを踏まえて答えを出せってことだと思うよ」
ゲンキはいつもより楽しそうに話している。
バット
「じゃあまず周りの環境からバグの取りそうな行動を考えよっか」
ナッツのCPUはすでに最適解を弾き出していたが、求められていないため発言はしない。
—爆発音
「きゃぁぁあ!!!」
周りから悲鳴が聞こえる。