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第九話:アインを教育しよう

うちにも○ンバ欲しいです。

 そしてワクワクしながら晩御飯に出てきたのは……○ップヌードルのシーフード。味噌汁のミの字も無いよ!


「おい、アイン! お前料理作れるようになったんじゃないのかよ!?」

「ええ、料理は出来るようになりました。でも出来るのとやるのはまた別の話なんですよ」


 くそう、なんなんだよこいつは。いや、ぼく的には三食カップ麺でもそこまで悪くないと思うんだけど。


 ともかく、どっちにしろアインには料理などを覚えてもらわないと。そんで働き者にするにはどうしたらいいんだろうか。とりあえずは次は掃除と洗濯だなあ。


 とはいえ掃除に関しては○ンバがあるし、洗濯も洗濯機があるから……あれ? そういえば○ンバどこにしまったっけ? あああっ、それは前世の家か! この家はもしかして○ンバは……


「フォルテ、うちにあった○ンバ知らない?」

「そこになければないですね」


 百均の店員かよ! こうなったら通販で○ンバを……うええ、十万くらいすんじゃん。これはなんか獲物取れてからでいいかな。それまではほうきとちりとり……いや、それもないのか。○ンバ買ってからそういうの要らねって捨てちゃったんだよなあ。


 洗濯は……洗濯機はあるのか。それも全自動ドラム式。でもよく考えたらまだ洗うものがないな。あ、服もいるけどタンスの中に……よし、下着もあるな。一時はどうなるかとことかと。


 大分遅い時間になってアリスが帰ってきた。獲物が取れなかったそうだ。まあそういう日もあるよね。頑張ったのを労いながら家の中に招き入れる。アインを見て警戒。アインもアリスを見てびっくりしている。


「ご主人様、怪しいヤツが!」

「ご主人様、ヤバそうなのが居ますよ!?」


 パペット同士に認識機能とかついてないんだろうか。それぞれを紹介して席に着く。晩御飯はぼくが作ったものでは無い。デリバリーサービスだ。パペットは食事しなくていいけど、食事でもエネルギーは取り込めるらしいからついでに出す。


 食卓を囲んで食事。何十年ぶりだろうか。思えば両親の存命中でもこんな風に卓を囲んだ記憶が殆どない。部屋で食べるのが大半だったからなあ。誰かに見られながら食事というのはなか慣れない。


「これはいいですね。これならカップ麺よりも美味しく出来そうです」

「そうか……じゃあアインにこれからは任せようかな」

「え? いやでーす。働きたくないでーす」


 まだ顔がないハリガネフレームだから顔の表情は分からないけど、きっとユルユルな顔をしてるのだろう。


「なあ、フォルテ、あれ、何とかならないの?」

「えー、そりゃパペットてすからコマンドで強制的に言うこと聞かせることはできますが」

「ご主人様、もしかして強制的に私の身体をお求めに? ご主人様がどうしてもというなら私……」


 アリス、その巨体をクネクネさせるんじゃない。いや、アリスには本当に感謝してるし役に立ってはいるけど、そういうのは必要ないんだよ。うん。


「ご主人様、まさか無理矢理働かせるなんてそんな酷いことしないよね?」

「いや、ダメだ。とりあえず家事が全部出来るように仕込んでやる。これはこれでやりがいはありそうだわ」


 やってみせ 言って聞かせて させてみて 誉めてやらねば 人は動かじ。と言うからなあ。とりあえずぼくがまずやってみせないと。引きこもり補正で上手くできるようになってるし。


 そんなこんなで一週間くらい。途中でアリスが獲物を取ってきてくれて無事○ンバも買えたので掃除はそっちにおまかせ。炊事洗濯はアインに教えた。これで家の中のことは任せられる。


 アインが家事をサボるかと思ったら意外や意外。やり始めたら面白かったらしくどんどん凝り出していった。


「ほら、やれば出来るんだよ」

「いやいや、だって元の性格護さんですもん。そりゃ凝り性ですから」


 自分で自分のことを凝り性とは思ったことないけど客観的に見るとそうなのかもしれない。


 さて、そうなってくると今後の方針を決めないといけない。出来たらもう一体くらいはパペットが欲しい。戦闘用の魔法?専門のやつ。魔法の検証してみないとだし。


「そういやフォルテ、ぼくって魔法使えないの?」

「えー? 使えませんよ?」

「使えないのか……」

「ええ。誰でも使える魔法とかこの世界にはありませんから。魔法は一部の選ばれた人間のみです」

「パペットは使えるの?」

「そういう造りになってますから」


 パペットはなかなか奥深いもののようで。しかし、いつになったらアインは顔が着くんかなあ。


 とか思ってたら急に家事をしていたアインが光だした。これは、ランクアップ! 眩い光に包まれて光が収まった先にあったのは……スマートな女性タイプのパペットだった。


「え、あ、あのあの、初めまして……」

「いや、ご主人様、私、アインなんですけど……」

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