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第六十三話:さすがにチャイナドレスはやり過ぎかと思って

でかい胸は垂れる

 採寸が終わってアインと王妃様が出てきた。まあそれで針とか糸とか準備してもらってアミタが作るのかな?


「ご主人様、採寸が終わりました」

「そう。じゃあ頑張って作ってね」

「いえ、作りません」


 お前は何を言ってるんだ?


「作るって言って残ったんじゃないの?」

「作るとは言いましたが我々が作るという(てい)で購入します」

「そりゃ詐欺じゃないか? いやまあそんな洋服屋の知り合い居たっけ?」

「ネットスーパーで」


 な、なんだってー!? なんでわざわざネットスーパーでドレス買うんだよ?


「ご主人様、あの爆乳を見てどう思いますか?」

「どうって……重そうだなって」

「そう、重いんですよ。垂れるんですよ、あのままだと」


 ……ああ! まあ胸元に二リットルペットボトル左右にそれぞれぶら下げてるようなものだもんな。確かに重いわ。


「ですのでまずブラが居るんですよ」


 博多〇らぶら? ぶら下げてるけど。


「という事でIカップのブラをお願いしますね」

「ぼくが買うのか?」

「ご主人様以外に誰が買うんですか?」


 いや、ランジェリー売ってるサイトに入るだけでも恥ずかしいよ。実際に売り場に入るよりはマシだけどそういう問題でもないしなあ。


「ド、ドレスの方は?」

「もちろん、この寸法の通りに幾つか買っといてください。ご主人様のセンスに期待しております」


 なんという無茶振り! 下着なんてフィギュアを下から眺めてちゃんと作りこんでるかを確認する為のものだろ?


「どれがいいのかわからんから適当になるけど……」

「人気のドレスでも検索して適当に買ってください」


 わかるか! 巨乳って言われたらチャイナだろうけど、世界観的に合わないしなあ。しかも生足がエロいし。となるとセーラー服? いやいや、巨乳のセーラー服なんてどこのAV(アダルトビデオ)だよ! いや、観たことはないんだけど。


 そんなこんなであーだこーだと悩んで幾つか購入してストレージに保存。アインに後で取り出してもらおう。あ、アミタには素材好きに使って良いからアクセサリーでも作っといてもらおう。


 送り付けて向こうのぼく(の分身体)に取り出して貰う。合わせをして気に入ったものを選んでもらおう。途中で追加注文が来ました。


「あの、ブラ、とかいうやつ、凄く胸元が楽ですね。私も使いたいです」


 どうやらラケシスさんが王妃様に試させてもらったらしい。Gカップだそうです。Gくらいならサイズ的にもそんなに……いや、デカいよね? ラケシスさんの胸部装甲にパイルダーオンするから相対的に大きくは見えないけど。


 ついでだし、ラケシスさんのチャイナドレスとかも送っとくか。サイズはこの程度……ううむ、そういえば下の方もセットで買っといた方がいいかな?


 そんなこんなでお披露目のパーティ当日。ぼくは分身体に任せて寝っ転がってポテチを食ってた。ほら、なんか外国の客が来た時のレセプションみたいな。だかろどことなく現実感が薄い。……いや、現実感が薄いのはぼくの隣で人形用のチャイナドレスを着ているフォルテのせいだと思うけど。


「ほらほら、護君、うっふーん」


 色っぽさの欠けらも無い。まあ造形としては整ってるから石膏で固めたいところではある。


「なんか護君、目が怖いんだけど?」

「気の所為でしょ」


 そんなフォルテをスルーして二人で画面を眺める。アイン、アミタ、アスカの三人が付き添いとして王妃様と共にいる。


 アリス? 主様と離れたくないって今は家に居るよ。アリスだと食事は作れないからご飯はカップラーメンで良いかなって思ってたらカップラーメンばかり食べないでくださいってアインに釘を刺された。仕方ない。今日はカップ焼きそばにしよう。湯切りが面倒なんだよなあ。


「ゴンドール王国王妃、タチアナ様、御出座!」


 出て来たのはAライン?とやらのドレスを着た王妃様。よく分からないけど巨乳に似合うのはAラインとかウェディングラインとからしいのでそれっぽいの買っといた。さすがに既婚者にウェディングドレスはないと思ったし。


 赤いドレスは場に映えて、王妃様もご機嫌だ。王様も鼻の下が伸びるくらいデレデレになってる。その後から入って来たラケシスさんはかっちりしたドレスを着ている。これは自前のドレスなんだそうな。なんでも、そう簡単にはドレスの予定は変えられないんだと。チャイナドレスは気に入ったらしいのでその内着たいと言っていた。


 二人とも賞賛の声を浴びながら挨拶に回っている。王様と王子様はそれをデレデレになって見ていた。


「本日は我が妻の快気祝いだ! 治してくれたこの者たちに感謝を。礼としてこの国での活動を私が後見する事とした!」


 はい、これで国王様がバックに着きました。有象無象の貴族では手出し出来なくなった瞬間です。まあこれが目的だったんだけど。

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