第二百八話:水着描写回
水着の描写書いてたら文字数埋まっちゃって話進まなかったよ。
では改めて個々人の水着を見ていこう。
まずはアリス。スレンダーな身体によく似合ってる競泳水着だ。動きやすさを一番に考えた証だろう。スレンダー巨乳などという個人的には邪道だと思ってる体型もあるが、アリスは巨乳には程遠いので安心して眺めることが出来る。いや、そんなにジロジロは見ないよ? アリスは見せようとしてくるみたいにぼくの回りでアピールしてくるんだけど。
「主様、主様、触ってもいいよ?」
いや、触らんて。
アインは……海辺に何をしに来たんだとばかりのメイド服。それもロングスカートのやつだ。クラシカルメイド。暑いのにそんな装備で大丈夫か? などと聞いてみたいものだ。答えは「一番良い素材で頼む」だろうけど。でも、実質いい素材で作られては居るらしい。見た目よりも涼しいんだとか。はっ、でもパペットってそもそもそんなに外気温の変化とか頓着してないよね?
「心頭滅却すれば日もまた涼し、でございます」
「いや、パペット体温感じないだろ」
「それ以上はトップシークレットでございます」
パペットの主人にもトップシークレットってなんだよ。
アスカはスク水。ご丁寧に胸の名前のところに「一ねん一くみ こもりざわ あすか」って名前まで書いてあった。スク水のゼッケンには下の名前まで書かねえだろ! そういう問題でもないか。あれで魚雷に乗ってたらまんま潜水艦だな。あ、潜水艦の中では伊号第十九潜水艦が好きです。空母と戦艦と駆逐艦撃破するなんてただもんじゃない。視線? ぼくの視線は別におっぱいには固定されてません。
「これが一番楽」
「アスカは自分で選んでないのか?」
「アミタが選んでくれた。名前も書いてあるから間違えない。便利」
着るものに頓着しないのはいい事なのだろうか?
で、次がアミタ。これまたデカい。でもスク水じゃない。白の花柄模様のビキニだ。花柄の色も白だけど質感が変えてある。なかなか考えられた水着だ。バスト部分は胸の上の部分が開放的になってる感じ。胸の大きさを強調しているのかもしれない。
「どや? 旦那はん、ムラムラきたん?」
「来ないから。あまり女女してると気持ち悪い」
「さよか〜、まあ旦那はんは普通の男やないもんなあ」
それはどういう意味だ?
アンヌはバンドゥビキニ。ブラトップの部分がチューブタイプになっている水着なんだそうな。まあアンヌは体型的には普通だもんな。で、それはいいんだけど、なんかずっと白衣来てるんだよね。水着の上から白衣。泳いだりしないのかな?
「私が泳ぐと救助が必要になった時に助けられませんので」
「それはまあそうなんだけど、少しなら泳いできてもいいよ?」
「遠慮しますのでご存分に溺れて来てください」
溺れる事を望まれてる!?
そしてアカネ。ちゃんとボディは作ってあげた。水着の色は黒。で、ビキニ。特におっぱいとか大きい訳でも小さ過ぎる訳でも無いので何の変哲もない体型。身体のラインは綺麗なんだけど。
「御館様、そんなにジロジロ見られるのは慣れておりませんのですが」
「ああ、ごめん。ちょっと綺麗だなって思って」
「それは……アリス姉上に粛清されそうですね」
なんでアリスの名前が出てくるのかは分からないけど、ここでは周りに注意しなくていいから楽しんでおいで。
さて、番外編。まずは歩美さんだ。前は黒のビキニだったからどうせ同じだろうと思ってたらピンクのワンピになってた。なるほど、これならお腹の肉を隠せるね! 男性用は海パン一択だからお腹隠せないよね。ちょっと男女の格差を感じた。こういうのフェミニストの人たちはどう思ってんだろうなんて社会派な事を言ってみる。
「あの、どう、ですか?」
「お腹、目立ちませんね」
「え? はい、そう、ですね」
沈黙。そしてワタワタしながら去っていく。あっちにイケメンたっぷり居るんだし、ぼくと比べて欲しくないなあ。
レッドメット、エイクスュルニル、アルタイル、セイバートゥースはそれぞれ色違いの海パン。というかサーフパンツってやつか? お腹のシックスパックがみんな目立つ目立つ。ぼくなんて六つじゃなくて三つにしか分かれてないよ。それも縦だけに三つな! 人はそれを三段腹と呼ぶ。
最後はピーター君。着ているのはセーラー服みたいな水着。そもそも、セーラー服って水兵服の事だからね。その昔、ヴィクトリア女王がハアハア言いながらかは分からないけど、王太子に着せて「まあ可愛い!」ってなって、他の王子たちや孫たちにも配ったのが始まりって聞いたことある。それを海軍好きの国民性が加速させて水兵服になったんだとか。女王様、パネェ。
「あの、あまり見ないで、ください」
女の子座りで親指くわえてるのはちょっとポーズとしてあざといと思うよ。あとうるうるしないで、変な気分になるから!




