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エッセイ系

チートとは何ぞや!? 返答せい!!

 アメリカの恋愛観について調べていて思い付いた話です。


 少し前から、WEB小説業界では異世界モノが爆発的人気である。


 異世界へと転生、もしくは転移した主人公が活躍する物語に、逆に異世界の存在がこの世界に転生・転移し活躍する物語。


 さらには、異世界召喚され、魔王などの敵を倒し、勇者としてのスペックのままこちらの世界へと帰還し、勇者としてのスペックを用いてこの世界で活躍する物語などなど……とにかく少し前から、そんな異世界モノが人気である。


 いや、中には異世界転移・転生要素がない純粋な異世界モノもあるにはあるが、それらも『ステータス画面』などが登場したりするなど、上述の異世界モノと共通しており……とにかく少し前から、そんな異世界モノが人気である。


 いや、今回お話ししたいのは異世界モノが人気である事に関する話ではない。

 それら異世界モノの主人公の大部分が用いる事ができている、チートスキルなるモノに関する話である。


 ところで話はズレますが、みなさんはチートの意味をご存知ですか?


 ネットで調べてみるとチートとは、誰かを騙し、欺く行為――イカサマや詐欺に誤魔化し、不正行為などの意味を持つ英単語であり、ゲームなどでは制作者の意図しない手段を用いて状況を改変し、公平性を損なわせる行為の事を指すそうです。


 そしてさらに言えばこのチートという言葉、アメリカでは、浮気を指す単語でもあるのです。


 なるほど。

 恋人や奥さんを欺いているのだから、確かにチートと言えますね。


 ところでみなさん、お気付きでしょうか。

 アメリカ人からしたら、チートスキルとは……()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()


 そしてここで、現在人気の異世界モノについて考えてみましょう。

 ほとんどの作品の主人公はチートスキルを持っており、同時にハーレムや逆ハーレムな状況が自然と出来ています。


 そしてハーレムや逆ハーレムとは……ある意味、主人公の恋人の……公認の浮気とも言えるのではないでしょうか。


 というか浮気とは、気持ちが余所へと飛んでいきやすい事を指した単語であり、たった一人を愛していない以上、そのたった一人以外の者に気持ちが、時々行っている以上……浮気ではないでしょうか。


 いえいえ、ハーレムや逆ハーレムに否定的なのではありません。

 今でも一夫多妻制、多夫一妻制な国が存在するのですから否定する要素がございません。


 とにかく、チートが浮気の意味も持っているのだとすると……現在人気の異世界モノの主人公のほとんどがハーレムや逆ハーレムを作るのは、ある意味では納得な展開とも言えるのではないでしょうか。


 というか世界で最初に異世界チートでハーレムまたは逆ハーレムな話を書いた方は、浮気の事をアメリカでチートと言われたりするのをご存じだったのだろうか。


 いや、こういう話は日本神話ではスサノオノミコト関連の伝説にもある事実からして……記紀が編纂された時期から、アタリマエな展開なのかもしれませんがね。


 ところで話は変わるのですが、チートスキルに目覚めるキッカケの中に……男性の主人公の場合、パーティのリーダーが、主人公の恋人を寝取り、それをキッカケにして主人公がパーティを追放されて、最悪、パーティメンバーに殺されかけたりしての覚醒パターンが、女性主人公の場合、婚約者に浮気され、さらには身に覚えのない罪を着せられ追放されたりしての覚醒パターンが存在しており……ある意味チートスキルとは主人公だけでなく、浮気相手の方も持っているモノ、と言えるのではないでしょうか(゜Д゜;)


 いやむしろ逆説的に。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()可能性もあるのではないでしょうか。


 事実として、パーティを追放したり婚約破棄した方も、それらをされた方も異性を侍らせている……同じ穴の狢である。


 でもって、そんなチートスキルな話がここまで増えてくると、近々、


 浮気(チート)が先か反則(チート)が先か


 反則(チート)は常に浮気(チート)から生まれる


 なんて言葉が生まれてもおかしくない……のではないでしょうか。


 それはそれとして。

 現在、どれだけチートな主人公の物語が存在するのかは分かりません。


 というか主人公の反則スキルや、詐欺師の話、ハーレムや逆ハーレム、さらには作中の誰かの浮気を主題とした昼メロ系の物語もチートモノだと分類するならば、星の数だけチートモノが存在する事になります。


 そしてそんなチートスキルな物語は将来……どうなっていくのか。


 少なくとも私は……いずれアメリカ人のお子さんが「マミー! この小説主人公が浮気(チート)する話なのー!?」なんて台詞を、本屋で堂々と言っちゃうような世の中になっていくキッカケになるんじゃないかと思ってたりするんですが……みなさんはどう思いますか(ォィ


 似たようなのがあったら削除いたします故。
















ざまぁされた側「グフッ……所詮お前も、同じ穴の狢よ。いずれ必ず、そのチートが……今度は、お前自身を滅ぼす事になる、だろ……ぅ……」


ざまぁをした側「……? いったい、何を言ってたんだ?」










 数年後。










ざまぁをかつてした側「ッ!? お、お前は!!

           かつて俺が追い出し……グフゥッ!?」
















 因果は、巡る。















 チートである以上。
















 その因果からは絶対に。
















 ノ ガ レ ラ レ ナ イ (◞≼⓪≽◟⋌⋚⋛⋋◞≼⓪≽)









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― 新着の感想 ―
[良い点] そーなんですね! 浮気! 知らなかった~。 (*゜∀゜)*。_。)*゜∀゜)*。_。)
[良い点] 確かに不倫は恋人や伴侶を騙す行為なので、「相手を騙す不正行為」として「チート」と呼称されるのは理に適っていますね。 とはいえ日本人的な感覚を持った主人公が、浮気やハーレムなどのように複数の…
[一言] レビュー有難うございますW 浮気・・・。 柴犬は其の心配は無いですね~~。 独身だし。
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