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交錯編-アルカナの関係者ではないようだな

1ヶ月以上、更新出来ずに、すみません(ノД`)

見捨てないで下さい…!

 ヒナタがしまった!と気づいた時には、もう逃げる事が出来なかった。


「アイ…」


と腕の中で眠るアイを抱き締める。不幸中の幸いと言うべきか、ギリギリ結界を展開するのが間に合い、アイと自分だけはなんとか身を守れたのだ。

しかしずっと結界の中にいるわけにはいかない。

この結界は外と相殺する力が働いており、その力はアイのような普通の存在には負荷が掛かるのだ。自分ーーー真理と同等の存在でなければ、みるみる体力が奪われてしまう。


現在も深い眠りについているのは、そのせいだ。


「直前まで俺が気づかなかったんだ。おそらく攻撃してきたのは…」


自分よりも高位の存在ーーー真理の上に立つ者だ。

その存在に(あらが)って、現在結界を張っているのだが、これは単なる目溢しだと分かっている。

真理の上に立つか、立てないか。その差はあまりにも違う。


「アイだけでも、外に…」


見逃して貰えている間に、少なくともアイだけは安全な場所に避難させなければならない。

だがーーー


「これを解く為には、一度結界を解かなきゃいけない…」


村の周囲に張られた光の膜。

誰も逃さないと言わんばかりのソレに、俺は悪態を吐く。と、同時に、結界の向こう側に人影を見た気がして、目を凝らした。

そして気のせいではなく、やはり人だと分かりーーー誰だか分かると、俺は目を少し開いて叫んだ。


「なんでお前が?」


そいつは俺が気付いた事に気付くと、意味ありげな笑みを浮かべーーー人差し指を上へと向けたのだった。





 既にリヒトシュタールの採掘は終えている筈。なのにまだ採掘道具やーーー人の気配がすると言う事は、当たりなのだろう。


「アルカナの関係者ではないようだな」


と、私は杖を抱えながら洞窟の中に造られた一室に乗り込んだ。

早々に自己流詠唱で中にいた連中全員の動きを封じると、私は意気揚々と部屋の中を見回す。

苦々しくこちらを睨む作業員に気も止めず、私は作業卓の引き出しをひっくり返したり重要そうな書類をパラパラっと見て、暖を取っていた火に焚べた。


「うーん…此処じゃないのか?」


鉱山内に造られた拠点はいくつかあるのは分かっている。その内、一番天候の村に近い場所に来たのだが、どうやら違うようだ。


暫く更新頻度が落ちます…。

引越し…転職…うわあぁぁ:;(∩´﹏`∩);:

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